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松浦1G1A! 昇格組同士の一戦は横浜FCが柏に快勝し今季初勝利

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横浜FCはMF松浦拓弥が1ゴール1アシストの活躍

[7.8 J1第3節 柏1-3横浜FC 三協F柏]

 リモートマッチ(無観客試合)2試合目となるJ1第3節、柏レイソル横浜FCをホームに迎えた。J1では2007年以来13年ぶりとなる両者の対戦は、横浜FCが3-1で勝利した。

 開幕から3戦連続ホームで戦う柏は、前節・FC東京戦(●0-1)から、先発4選手を変更。前節途中出場したMF戸嶋祥郎のほか、新加入のFW呉屋大翔が柏デビュー、DF山下達也とMF小林祐介が入った。

 対する横浜FCは、前節・札幌戦(●1-2)と同じ11人をスタメンに起用し、同様に3-3-2-2の布陣でスタート。札幌戦で得点を決めているFW一美和成とFW斉藤光毅が2トップに並んだ。
[スタメン&布陣はコチラ]

 柏は過去2戦の4バックから変更し、3バックにした3-4-1-2を敷く。立ち上がりから2トップの1角に入った呉屋が続けざまにシュートを放つなど、積極性を見せる。16分には、DF星キョーワァンのヘディングでのバックパスが短くなってしまったところを、呉屋がゴール至近距離から狙ったが、GK六反勇治の好守に阻まれてしまう。続く19分にはMF江坂任のクロスをヘディングシュート。クロスバーに弾かれたところをFWオルンガがつめたが、スコアを動かすことができない。

 髙い位置からプレスを仕掛ける横浜FCの作戦が奏功したのは、21分だった。MF瀬古樹が敵陣で戸嶋にプレッシャーをかけると、こぼれ球に反応したMF松浦拓弥がスルーパス。斉藤が抜け出しすと、左足で流し込んで横浜FCが先制した。

 先手を取られたネルシーニョ監督は早速動く。小林祐を下げてFW神谷優太をピッチへ。ボランチを戸嶋1枚にして、神谷を2列目にした、3-3-2-2にシフトする。

 2列目に江坂と神谷が並んだことで、ボール保持率を高めていく柏は、前半終了間際の44分、パスをつないで右サイドから進行すると、神谷のクロスを呉屋が頭でとらえる。ゴールポストに当たったシュートはそのまま内側に吸い込まれ、試合は振り出しに戻った。

 後半立ち上がり、横浜FCが再び試合を動かす。ロングボールを一美が頭で落とすと、斉藤がペナルティエリアに進入。柏守備陣に当たったボールを松浦がボレーシュートを放ったが、DF古賀太陽のブロックにあう。さらに、そのこぼれ球をMFマギーニョがシュートすると、松浦がワンタッチで鮮やかに軌道を変えてゴールを陥れた。

 後半に入ってから中盤をダイヤモンド型の4-4-2にしていた柏は、11分には江坂のスルーパスからオルンガが決定機を迎えるも横浜FC守備陣に阻まれる。17分には最終ライン2枚を代えて、新加入のDF北爪健吾とDF高橋祐治を同時に投入。28分にもFWマテウス・サヴィオとFWジュニオール・サントスを入れて、交代枠5枚を使い切った。

 攻め立てる柏は、江坂、北爪、神谷とつないで右サイドを崩すと、ジュニオール・サントスのシュートをオルンガが押し込もうとするも、GK六反が体に当ててゴールを許さない。自陣に引く横浜FCに対し、シュートまで持ち込めない。

 横浜FCも3回の交代で4人を投入すると、最後の交代の直後のFKで、佐藤のクロスが染谷のオウンゴールを誘発。ラスト4分でリードを2点に広げる。

 柏は最後まで攻めるも横浜FCの守りは固く、2点目を奪うことができないまま試合終了。

 昇格組同士の一戦を制した横浜FCが、今季初勝利をあげた。

(取材・文 奥山典幸)
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