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FA杯制覇に苦労人GKが涙…“約束”守ったFWオーバメヤン「最高のブラザー」

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FA杯を制したアーセナル

 アーセナルは1日、FAカップ決勝でチェルシーを2-1で破り、史上最多14回目の優勝を果たした。これにより来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得。試合後、シーズン途中から正守護神に定着していたGKエミリアーノ・マルティネスは涙を浮かべた。

 イギリス『BBC』のフラッシュインタビューに応じた27歳のマルティネスは、冒頭からキーパーグローブを目に当てて「いますぐには話すことができないよ……」と感極まった様子。すると隣に立ったFWピエール・エメリク・オーバメヤンから「君は最高のブラザーだ。よくやった」と声をかけられた。

 続いてインタビュアーから家族に関する質問が向けられると、マルティネスは「家族については言葉が出ない……」としながらも「試合前、彼に言ったんだ。キャプテン、どうか勝たせてくれって。本当に彼はやってくれた」と決勝点を挙げたエースを称賛。これを受けてオーバメヤンは「ビッグリスペクト、大きな敬意を」とねぎらった。

 アルゼンチン出身のマルティネスは2009年、17歳でインデペンディエンテからアーセナルに加入。それでもトップチームに昇格した12年以降は期限付き移籍で下部カテゴリを含む6チームを渡り歩くなど、長らく下積み生活が続いており、昨季までアーセナルでのリーグ戦出場は6試合にとどまっていた。

 それでも今季、マルティネスはGKペトル・チェフの引退を受けてクラブにとどまると、開幕からコンスタントにベンチ入り。新型コロナウイルスによる中断明けの6月下旬にはGKベルント・レノの負傷を受けて正守護神に君臨し、最後は見事にタイトルを獲得した。

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