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経営陣に不満噴出のコンテに伊識者が持論「メッシのインテル移籍を望んでいないから」

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FWリオネル・メッシアントニオ・コンテ監督

 インテルの指揮官アントニオ・コンテについて、元ラツィオFWで現在は解説者を務めるパオロ・ディ・カーニオ氏が2日、イタリアメディア『スカイスポーツ』の番組内で見解を示した。

 コンテ率いるインテルでは今シーズン、ベルギー代表FWロメル・ルカクとアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスのコンビが躍動。1日に行われた最終節では好調のアタランタを2-0と下し、王者ユベントスとわずか1ポイント差となる2位でシーズンを終えた。2010-11シーズン以来9年ぶりとなる好成績を収めたインテルだが、指揮官のコンテは試合終了後、「私や選手たちの仕事を認めてもらえなかった。クラブはほとんど我々を守ってくれないように見える」などとフロント陣を批判。これにより波紋が広がっていた。

 イタリアのテレビ番組で解説者を務めるディ・カーニオ氏は、コンテの不満の原因がインテルの補強方針にあると持論を展開。かねてより噂話が流れているように、インテルがバルセロナのFWリオネル・メッシの獲得に関心を示しているからではないかと主張した。

「もしインテルが本当にメッシを狙いに行くことを決め、『獲得のために全力を尽くす』と監督にすでに予告していたとしたら? みんなは、コンテがメッシのインテル加入を望んでいると確信しているのだろうか? 私は違うと思う。移籍が実現したら、インテルというチームよりもメッシに注目が集まるということを意味する。クリスティアーノ・ロナウドがユベントスに加入したときと同じようにね。それよりすごいかもしれない」

 またディ・カーニオ氏は、コンテの批判を受け、インテル内部における亀裂を案じている。「昨日の発言は重大なものだ。私は、なぜアントニオがあのような言葉を発したのか知らないが、仮にインテルに残るとしても傷口が残ることになる。次にまた問題が起きたときに再度噴出するかもしれない」と述べた。

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