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バイエルンが大爆発8ゴール!! 一発勝負のCL準々決勝でバルセロナ粉砕

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[8.14 欧州CL準々決勝 バルセロナ2-8バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は14日、準々決勝を行い、バイエルンバルセロナを8-2で破った。決勝トーナメントでの8ゴールは欧州CL史上初。記録的な圧勝で2シーズンぶりの準決勝進出を決めた。

 新型コロナウイルスの世界的流行により、一発勝負となった決勝トーナメント。FWリオネル・メッシとFWルイス・スアレスを2トップに据える4-4-2で挑んだバルセロナに対し、極端なハイライン戦術で臨んだバイエルンが序盤から圧倒した。

 まずは前半3分、中盤でMFトーマス・ミュラーがボールを奪い、MFセルジュ・ニャブリが剥がしてMFイバン・ペリシッチが左サイドを突破。マイナス方向のクロスボールにミュラーが反応すると、FWロベルト・レバンドフスキとのワンツーから再びミュラーにボールが渡り、左足ダイレクトで叩き込んだ。

 バルセロナも前半7分、DFクレマン・ラングレのフィードからDFジョルディ・アルバが裏に抜ると、クロスボールのカバーに入ったDFダビド・アラバの足に当たったボールがゴールマウスに吸い込まれてオウンゴールで同点。ところがその後もバイエルンの猛攻が続き、バルセロナはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに救われる形が相次いだ。

 そして前半21分、バイエルンはニャブリがプレスバックでボールを奪うと、素早いターンから敵陣にドリブル突破。スルーパスを受けたペリシッチが強烈な左足シュートで勝ち越しゴールを奪った。さらに27分、MFチアゴ・アルカンタラの縦パスをMFレオン・ゴレツカが浮かせて裏に送り、抜け出したニャブリがネットに突き刺して3点リードとした。

 バイエルンの勢いはなおも止まらず前半31分、敵陣左サイド深くでレバンドフスキがボールを奪うと、ペリシッチのクロスはニャブリがつぶれて反対サイドに流れたが、ボールを残した右サイドのMFヨシュア・キミッヒが鋭く低いクロスを供給。ニアサイドに飛び込んだミュラーが押し込み、前半のうちに4点を奪った。

 バルセロナは後半開始時、右サイドハーフに入ったMFセルジ・ロベルトに代えてFWアントワーヌ・グリーズマンを投入。左サイドのMFアルトゥーロ・ビダルを右に回し、グリエーズマンは左に入った。バイエルンは8分、レワンドフスキの突破からミュラーにつながり、折り返しからレワンドフスキが押し込んだが、オフサイドがあったとして5点目とはならなかった。

 するとバルセロナが後半12分、1点を返した。中盤に引いて受けたメッシが左サイド裏にロングパスを通し、J・アルバが抜け出すと、マイナス方向へのクロスを選択。ペナルティエリア際で待っていたスアレスが鋭い切り返しでDFジェローム・ボアテングをかわし、左足シュートでゴール右隅を打ち抜いた。これでスコアは2-4となった。

 それでもバイエルンは譲らなかった。後半17分、左サイドでDFネウソン・セメドを抜き去ったDFアルフォンソ・デービスがゴールライン際に侵攻し、中央にえぐると、バイエルンの選手たちが一気にゴール前へ雪崩れ込む。マイナス方向への短いパスに最後はキミッヒが合わせ、サイドバックからサイドバックにつないだゴールで再びリードを3点とした。

 さらに後半37分、バイエルンは途中出場のMFフィリペ・コウチーニョの鋭いクロスにレワンドフスキが頭で合わせて6点目。40分にはミュラーのパスを受けたコウチーニョがカットインから右足で決めると、44分にも再びコウチーニョが決めて8点目が入った。バルセロナは反撃を試みるも、メッシになかなかボールが渡らないままタイムアップ。バイエルンが記録的勝利を収め、リヨン対マンチェスター・Cの勝者と対戦する準決勝進出を決めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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