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新潟明訓はブレイク期待の2年生FW内藤大夢が快足と「足振れる力」を披露

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新潟明訓高期待の2年生アタッカー、内藤大夢

[9.13 プリンスリーグ北信越第2節 帝京長岡高 2-0 新潟明訓高 帝京長岡高G] 

 新潟明訓高はブレイク期待の2年生アタッカー、内藤大夢がそのスピードと迷いなく強振できる強みを発揮。相手にとって危険な存在になっていた。

 強引にDFの前へ出る力強さと50m走5秒9という快足の持ち主。そして印象的だったのが、相手と競りながらでも足を振り切ることのできる力だ。この日は右サイドで先発。前半18分に縦パスからDFと競りながら強引にクロスを上げ切った内藤は、その後もスピードを活かした仕掛けを続け、わずかな隙があればパワーショットを撃ち込んでいく。

「足を振れるのは自分の良さだと思っているので、質を求めていきたいです。シュートで終われるのは良いんですけれども、あとは決めきる力をつけていきたいです。裏への抜け出しとか抜け出しからの素早いシュートとかそういうところを見て欲しいですね」と内藤。その2年生FWに対しては、坂本和也監督も期待を寄せている。

「内藤はやっぱり今年ブレイクして欲しいなと思っている選手で、右の中盤で使っていますけれども、FWで使っても裏の抜け出しとか速いので。そして、最後足振れる選手なので面白いかなと」

 練習試合では山形ユースや北越高などからゴールを決めるなど結果を残して迎えたプリンスリーグ北信越。この日は結果が出なかったことを悔しがっていたが、スピードを活かしたプレーができたことを実感していた。

 昨年のゴールデンウィークに腓骨を骨折。8月に復帰し、選手権予選も出場したが思うような活躍をすることができなかった。だが、今年は「選手権出るということを目標に自分もチームに貢献して点を取っていきたいです」と意気込んでいる。

 昨年は姉が3年生マネージャーで自分が1年生部員という関係。「結構、気まずいところがありましたけれど、嫌ではなかった」と苦笑する内藤は、「姉に全国の舞台を見せてあげたい」。登録165cmと小柄だが、FW中川寛斗(湘南)やFW前田大然(横浜FM)のような動きの上手さ、速さを身につけ、シュートの精度を上げて新潟明訓の勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
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