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ピルロ・ユーベ始動へ…布陣は3-5-2が有力、キーマンは新加入の20歳FWか

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アンドレア・ピルロ監督の新生ユーベが始動へ

 ユベントスは20日にセリエA第1節・サンプドリア戦に臨む。アンドレア・ピルロ監督は前日会見で、試合の展望を語った。クラブ公式サイトが伝えている。

 マウリツィオ・サッリ前監督の退任により、下部組織の監督に就任していたピルロ監督が急きょトップチームの指揮官に昇格。監督経験のない“マエストロ”は「新しいシーズンはゼロからのスタートであり、熱意と貪欲さを持って臨まないといけない」と、短い準備期間で挑む新シーズン開幕に気を引き締めた。

 いきなりスタートした監督キャリアだが、ピルロ監督は「ひとつ確かなのは、私はチャンピオンたちのチームであるユーベの監督だということ」と周囲の疑念を一蹴。「目標は同じなので、サッリ時代との違いを示す必要はない。選手だった時と同じように、私のことをよく言ってくれる人もいれば疑う人もいるだろうが、私にとっては何も変わらない」と持ち前のマイペースさを崩していない。そして「自分の仕事に確信を持っている」と強調した。

 かつての戦友たちは、そんな新指揮官に敬意を払っているようだ。「キエッリーニ、ボヌッチ、ブッフォンはみんなプロフェッショナルに振る舞っているよ。他のチームメートに敬意を払い、私を『監督』と呼んでくれている」とチームの雰囲気を明かしている。

 一方で、今季の補強の目玉として伝えられていたFWルイス・スアレスは獲得が困難な状況だという。「彼がイタリアのパスポートを取得するには長時間かかってしまう。ユーベのFWになる可能性は低い」とほのめかした。新ストライカーにはローマのFWエディン・ジェコが最有力候補として名前が挙がっている。

 イタリア『スカイ』は、開幕戦の予想で3-5-2の布陣を挙げた。13日のノバーラ戦と同布陣で、守備陣はGKボイチェフ・シュチェスニー、3バックはDFダニーロ、DFレオナルド・ボヌッチ、DFジョルジョ・キエッリーニ。中盤は右WBにFWフアン・クアドラード、左WBにDFルカ・ペッレグリーニ。中盤3枚はMFアーロン・ラムジー、MFアドリアン・ラビオ、アンカーにMFロドリゴ・ベンタンクール。そして2トップは期待の新加入FWデヤン・クルゼフスキとFWクリスティアーノ・ロナウドだ。

 昨季セリエA最優秀選手のFWパウロ・ディバラやDFマタイス・デ・リフトは負傷中。新加入の20歳スウェーデン代表FWの起用が濃厚とされる。指揮官は「クルゼフスキは知的な選手。自分でスペースを見つけられるし、様々な役割をこなせる。C・ロナウドと交互に入れ替わることで、中盤の選手をエリアに入れるように動いてもらう」と期待を寄せている。

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