beacon

神村学園のU-16日本代表MF大迫塁は選手権で活躍・成長してアジアの戦いへ

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-16日本代表MF大迫塁(神村学園高)は選手権を通して成長し、アジアへ

[9.22 SBSカップドリームユース3位決定戦 U-16日本代表1-2 静岡ユース 草薙陸]
 
 U-16日本代表MF大迫塁(神村学園高)は選手権で成長し、アジアの戦いに臨む。強豪・神村学園で1年生ながら主軸を担う注目ルーキー。左利きの技巧派は高校進学後、そのスピード感や球際の強度の前に「最初はなかなか自分のプレーができなかった」という。それでも、U-16日本代表の森山佳郎監督から求められている守備面を向上させ、スーパープリンスリーグ九州で結果を残すなど一つ一つ壁を乗り越えてきている。

「入学した時よりも良い感じでチームの中でコミュニケーションを取れている。(神村学園の)14番をもらったので、結果を残さないといけない背番号なので、そこは意識しています」と大迫。神村学園中から神村学園へ進学してから半年が経ち、自覚も増している1年生MFは、選手権で結果を残し、来年初旬に予定されているAFC U-16選手権(U-17ワールドカップアジア最終予選)でU-16日本代表のアジア突破に貢献する意気込みだ。

「11月に予選がありますけれども(練習試合で敗れている鹿児島)城西は強いですし。(予選突破は簡単ではないが)1月に選手権がある。そこで活躍してアジア予選に臨みたいです」。

 U-16日本代表でも主軸候補。だが、今回、チームメートの注目FW福田師王(神村学園高1年)とともに参加した「2020SBSカップドリームユースサッカー」(静岡)ではチームを勝利へ導くような活躍をすることができなかった。

 先発出場したこの日は序盤からMF坂井駿也(鳥栖U-18)とともにボールに多く絡み、チームを前進させていた。だが、前半20分に退場者を出したU-16日本代表は10人での戦いを強いられてしまう。

「自分の持ち味である前でプレーすることがなかったので、そこは難しかったです」と大迫。後半にはCKのクリアボールに反応して左足を振り抜いたが、シュートはわずかに枠外へ外れてしまい、0-2の後半22分にピッチを後にした。

 大迫はAFC U-16選手権までに「展開力だったり、守備で前に強く行く、90分なので連戦の中でずっと走り続けるような体力をつけていけるようにしたい」と宣言。スーパープリンスリーグ九州を挟んで臨む選手権予選、そして全国大会の厳しい戦いを通じて成長し、目標とする姿となってアジアの舞台で活躍する。

(取材・文 吉田太郎)

TOP