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10月中にもビジター席解禁へ!! Jリーグガイドライン「段階的緩和」方針が決定

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 Jリーグは24日、臨時実行委員会を行い、遅くとも10月30日までにはビジター席の設置を解禁する方針を決定した。10月1日からJリーグのガイドライン基準を「超厳戒態勢」から「厳戒態勢」に移行し、制限を段階的に緩和。なお、ホームクラブの希望があれば10月下旬よりも早く解禁することもできる仕組みとなっている。

 Jリーグは10月以降、観客人数制限の緩和についてステップ1〜3を設定している。収容人数20,000人以上のスタジアムではステップ1、同20,000人未満のスタジアムではステップ2からのスタート。ホームゲーム1試合を試行し、Jリーグに感染対策レポートを提出するなどして安全確認が取れれば、次のステップに移行することができる。

 各ステップの基準は以下のようになっている。

<ステップ1>
観客上限は収容人数の30%。
座席間隔は1m。
ビジター席なし。

<ステップ2>
観客上限は50%。
座席間隔は1席。
ビジター席なし。

<ステップ3>
観客上限は50%。
座席間隔は1席。
ビジター席あり。
ビジター席は券売数の3%。

 10月以降のガイドラインには、遅くとも10月30日以降は全クラブがステップ3に移行することを明記。またステップ1からスタートする20,000人以上のスタジアムでは、先にステップ3に移行し、のちにステップ2に移ることも可能となる。その場合、まずは上限30%のままビジター席の設置が解禁され、安全確認のあとに上限50%に緩和されるという流れとなる。一方、ステップ2とステップ3の基準を同時に導入することはできない。

 ステップ1→2→3というだけでなく、ステップ1→3→2と二つの選択肢が用意されたのは、各クラブの希望によるもの。ビジター席の解禁を優先するか、観客上限の緩和を優先するかは「クラブによってさまざま」(Jリーグ藤村昇司特命部長)だといい、今回のガイドライン改定ではクラブの方針が柔軟に受け入れられる形となったようだ。

 村井満チェアマンは「やっとこのタイミングでビジターのお客様をお迎えする道筋が見えた。油断をすることなく対応して参りたいと思っているが、今後さらに広げていける道筋となればと思っている。世界を見れば、ここまでの人数を緩和している国は他にない。世界もJリーグを見ているという責任を感じながら、サポーターとともに安心で楽しい空間を作っていきたい」と述べた。

 なお、アルコール販売が当面の間見送りになることもあわせて合意された。

(取材・文 竹内達也)
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