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“森保Jの10番”中島翔哉は招集外「まずは所属チームで監督や選手の信頼を」

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国内組で臨んだE-1選手権を除けば森保ジャパンで初の招集外となったMF中島翔哉

 森保ジャパンで10番を背負ってきたMF中島翔哉(ポルト)は選考外となった。国内組で臨んだ昨年12月のE-1選手権を除けば、18年9月の森保ジャパン初陣から中島が招集されなかったのは初めて。所属クラブで半年以上、公式戦から遠ざかっているのがその理由だ。

「中島翔哉の招集については長期間、チームでのプレーをしていなかった」。オンライン会見を行った日本代表森保一監督は中島が招集外となったことについて聞かれ、そう言及した。

 昨夏、カタールのアルドゥハイルからポルトに完全移籍した中島は定位置争いに苦しみながらも、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中断する今年3月まではコンスタントに出場していた。しかし、リーグ戦中断を挟み、5月のチーム練習再開後も感染リスクを懸念してチームへの合流を見送った。

 それでも、8月末には新シーズン開幕に向けたトレーニングに中島も参加。リーグ開幕後の2試合はベンチ外が続いているが、実戦復帰が待たれている状況だ。森保監督は「チームに合流して、トレーニングしているという情報はもらっている」としたうえで、「まずは所属チームで結果を出して、監督や選手の信頼をつかみ取ってほしい」と指摘。「また代表に復帰できるように、代表活動の選手選考に入ってくるように日常の活動を行ってほしいと思っている」と、所属クラブでのプレーが代表復帰の条件となる考えを示した。

(取材・文 西山紘平)

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