beacon

[関東]後期開幕、今季初有観客試合で部員ら声は出せずも“熱視線”でエール:第12節

このエントリーをはてなブックマークに追加

 JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦1部の後期開幕となる第12節が10日に行われた。

 台風接近によるあいにくの天気だったが、AGFフィールドでは今季初めてスタンドを一般に開放。バックスタンドには部員たちの動員も可能となり、早稲田大と慶應義塾大は天候悪化で部員の動員を見合わせたが、中央大と駒澤大は部員たちが詰めかけてチームメイトを後押しした。

 特に中央大は部員全員が足を運んでいたこともあり、佐藤健監督は「親御さんやOBも来ていただいて、そして何より今日初めて1年生が試合を観れた。まだ声を出す本来の応援は出来ないけど、刺激になったのかなと思います」と成果を強調。DF松本大輔(4年=帝京三高/鳥栖内定)も「観客がいると力が出るというのを本当に感じた」と送られた“熱視線”に感謝を語った。

 全体では前期を首位で折り返した明治大筑波大を3-1で寄せ付けず、快勝で後期を発進した。先制点を決めたFW佐藤凌我(4年=東福岡高/東京V内定)は通算8得点で得点ラインキング単独トップに浮上。チームも勝ち点を28に伸ばし、試合のなかった2位の桐蔭横浜大との勝ち点差を8とした。

 3位の早稲田大駒澤大に0-1で敗戦。スコアレスで迎えた後半39分にFW荒木駿太(3年=長崎総科大附高)がこぼれ球を押し込んだゴールが決勝点になった。早大は痛恨の3敗目。勝ち点17に伸ばした駒大が4位タイに浮上している。

 次節の第13節は17日。新型コロナウイルスの影響で出場辞退が続いていた専修大が復帰予定で、明治大と対戦する。

 なお、14日には前期リーグで延期となっていた第2節の筑波大対早稲田大、第4節の順天堂大対慶應義塾大、第6節の立正大対法政大の3試合と2部リーグの2試合が行われる。

【第12節】
10月10日(土)
慶應義塾大 0-0 中央大

早稲田大 0-1 駒澤大
[駒]荒木駿太(84分)

国士舘大 1-0 立正大
[国]中村駿(30分)

法政大 1-1 順天堂大
[法]城和隼颯(87分)
[順]小林里駆(50分)

桐蔭横浜大 延期 専修大

明治大 3-1 筑波大
[明]佐藤凌我(11分)、坂本亘基(46分)、小柏剛(54分)
[筑]森海渡(72分)

●第94回関東大学L特集

TOP