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常磐は186cmの俊足FWアシファが先制点。「応援に応えられるプレーをしたい」:群馬

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前半9分、常磐高は186cmの大型FWアシファがループシュートで先制ゴール

[10.18 選手権群馬県予選3回戦 常磐高 5-0 藤岡工高 太田市運動公園]

 常磐高は186cmの大型ストライカー、FWアシファ(3年)が試合の流れを引き寄せた。前半9分、CB布施光大(3年)のロングフィードで抜け出すと、「GKが前に出てきたので。ゴールもがら空きだったので冷静に流し込んで」先制点。GKとの1対1でも余裕を持ち、その頭上を抜く右足ループシュートで歓喜をもたらした。

 50m走6秒前半の俊足。「スピードが、一番自信がある」という武器を活かした動きが最大の特長だ。相手DFの目の動きなどを見ながら駆け引きし、一瞬でその背後へ抜け出してゴールを奪う。県新人戦の前橋育英高戦ではそのスピードでGKとの1対1のシーンを作り出し、決勝点。スピードに関しては、どのチームと対戦しても通用するという自負もある。

 この日は前半40分間のみのプレーだったが、前線でボールを収める部分や1タッチのポストプレーで味方のシュートシーンを作り出す部分でもチームに貢献。だが、本人は「もっと点が欲しかったです」と首を振る。先制点後、右サイドからのクロスをニアで合わせるシーンがあっただけに、決め切ることにこだわっていく。

「もっとチームを盛り上げて、自分が点を決めて、チームの勝利に貢献したいと思っています。応援に応えられるプレーをしたいです」とアシファ。準々決勝の対戦相手はプリンスリーグ関東勢の強豪・桐生一だが、自分が決めて仲間たちの期待に応える。

(取材・文 吉田太郎)
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