beacon

秋田決勝で4-0快勝!明桜が27年ぶり、現校名では初の選手権へ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

秋田工高の右SB小野湖孝は2ゴールを演出。(写真は準決勝)

[10.24 選手権秋田県予選決勝 明桜高 4-0 秋田工高 ソユスタ]

 明桜が現校名で初の選手権出場権獲得! 第99回全国高校サッカー選手権秋田県予選決勝が24日に行われ、明桜高秋田工高に4-0で快勝。秋田経法大付高時代の93年度以来27年ぶり、現校名では初となる全国大会出場を決めた。

 風速10mという強風と雨の中で始まった秋田決勝。第1シードの明桜が序盤からボールを支配し、連続攻撃を繰り出す。特に左サイドの2年生ドリブラー、MF佐藤嵐がストロングポイントに。11分、佐藤嵐のクロスをFW齋藤光優(3年)が落とし、最後はMF内藤蒼空(2年)が右足を振り抜く。

 さらに15分は佐藤嵐のラストパスから内藤が右足を振り抜き、19分にもFW田中将太(2年)のスルーパスから佐藤嵐が抜け出す。だが、いずれも秋田工GK草皆竜馬(2年)が好守。初の全国出場を狙う秋田工はこの試合を通して幾度もファインセーブを見せていたGK草皆やCB高橋海主将(3年)中心に我慢強く守り続け、回数は少なかったものの、俊足エースFW二木楽人(3年)のスピードを活かし、ゴール前のシーンも作り出した。だが、優勢に試合を進めていた明桜が先制点を奪う。

 前半28分、明桜は左中間でセカンドボールを拾った佐藤嵐が縦への仕掛けでDF2人を振り切ってラストパス。これを田中が左足ダイレクトでゴールへ流し込んだ。秋田工は前半を1点差で凌ぐと、後半開始から注目の1年生FW西井太陽とMF佐々木敬吾(2年)を同時投入。攻撃のギアを上げ、開始直後に右クロスからMF加賀谷空(2年)がヘディングシュートを放った。

 だが、明桜はダイナミックな攻撃からゴールに迫り、4分にはPAへ飛び出した右SB小野湖孝(3年)の右足シュートがポストを叩く。そして10分、右サイドでボールを受けた小野が切り返しからクロス。これを10番MF堀井真生(3年)が右足1タッチでゴールへ流し込んだ。

 秋田工はキープ力光るFW西井を起点に反撃するが、明桜は簡単には相手をゴールに近づけない。そして21分、内藤の展開から小野の上げた右クロスが相手オウンゴールを誘って3-0へ突き放す。秋田工は諦めずに攻め、34分に右CKから高橋が決定的なシュート。だが、枠上へ外れ、1点を奪うことはできなかった。明桜は36分に敵陣での奪い返しから内藤が強烈な右足シュートを叩き込んで4-0。快勝で27年ぶり4回目の選手権出場を決めた。


▼関連リンク
●【特設】高校選手権2020

TOP