「〜ブラインドサッカーを未来へつなごう〜 アクサ×KPMG ブラインドサッカー2020カップ(以下、アクサ×KPMG 2020カップ)」の1stラウンド品川会場が14日、天王洲公園野球場C面で行われた。パペレシアル品川が首位通過を果たし、準決勝ラウンド進出を決めている。

　品川会場では、パペレシアル品川、たまハッサーズ、buen cambio yokohama、ソイエ葛飾の4チームが参加。初戦は、パペレシアル品川とソイエ葛飾が対戦した。パペレシアル品川は前半5分、男子日本代表強化指定選手の川村怜がドリブル突破から左足シュート。先制点を奪うとさらにその2分後、高速のドリブルから右足シュートで追加点を奪った。

　対するソイエ葛飾は初の公式戦で初ゴールを生む。後半8分、田村友一が敵陣での混戦から右足シュートでねじ込み、1点を返した。しかし、パペレシアル品川は終盤に川村がダメ押しの3点目。そのまま試合は終了し、パペレシアル品川が3-1で勝利を収めた。

初出場のソイエ葛飾は田村友一の得点で初ゴールを記録

　2試合目はたまハッサーズとbuen cambio yokohamaが対戦。たまハッサーズは前半17分、男子日本代表強化指定選手・黒田智成が相手のマークを背負いながら左足シュートをゴール左隅に決め、先制に成功。その後は両者得点を奪えず、守り切ったたまハッサーズが1-0で勝利した。

たまハッサーズの黒田智成が決勝点

　3試合目は、ともに初戦で敗れたソイエ葛飾とbuen cambio yokohamaの対戦に。buen cambio yokohamaは前半14分、中村駿介が一瞬の隙を突き、相手のマークをはがすと、そのまま左足を一閃。鋭い弾道がゴールに突き刺さった。buen cambio yokohamaが先制点を守り切り、1-0で白星を手にしている。

buen cambio yokohamaの中村駿介がゴール

　4試合目はともに白星を挙げたパペレシアル品川とたまハッサーズの一騎打ちに。パペレシアル品川は開始早々。川村が自陣でボールを奪ってドリブル突破を見せる。敵陣に入り込むと、そのまま右足シュートを放ち、先制点を奪った。川村は同11分にもセットプレーから追加点。パペレシアル品川が2-0で試合を制し、準決勝ラウンド進出を決めた。

　1stラウンド品川会場のMVPは、パペレシアル品川の川村に。試合後、川村は「久々の実戦だったので、実は初戦は緊張していた」と振り返る。「今日試合ができたことを、色々な方に感謝したい。今日2試合戦って、チームとしても個人としても、良い戦いができたので、また次に繋げていきたい」と、喜びとともに次戦への意気込みを語った。

　品川会場からはパペレシアル品川に加え、たまハッサーズがワイルドカードでの準決勝ラウンド進出が決定。これにより、準決勝ラウンドに進む8チームが出揃った。各会場1位は兵庫サムライスターズ、A-pfeile広島BFC、埼玉T.Wings、コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ、パペレシアル品川の5チーム。ワイルドカードはラッキーストライカーズ福岡、free bird mejirodai、たまハッサーズの3チームが、来年1月からの戦いに進む。

　準決勝ラウンドは来年1月から2月にかけて2会場で実施予定。1stラウンドの表彰式は今月20日午後8時にオンラインで開催される。

・1stラウンド品川会場の結果
パペレシアル品川 3-1 ソイエ葛飾


たまハッサーズ 1-0 buen cambio yokohama


ソイエ葛飾 0-1 buen cambio yokohama


パペレシアル品川 2-0 たまハッサーズ


【アクサ×KPMG ブラインドサッカー2020カップ大会HP】
https://2020cup.b-soccer.jp/

【全試合ライブ配信】
https://bit.ly/34svUhl

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