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ルーニー「彼ら2人に認めてもらいたかった」というマンUの重鎮

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 ダービー・カウンティのFWウェイン・ルーニーが、かつてエバートンからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍した理由を明かしている。マンチェスター・Uのクラブ公式ウェブサイトが伝えた。

 エバートンの下部組織出身のルーニーは、02年8月にトップデビューを果たすと、当時のクラブ最年少記録を更新するなど在籍2シーズンで公式戦77試合に出場し、17得点を記録した。しかし、デイビッド・モイーズ監督との関係悪化により04年8月にマンチェスター・Uに移籍。ボビー・チャールトン氏の持つクラブ歴代最多得点記録249ゴールを更新するなど、公式戦559試合で253得点を記録した。

 04年、19歳のルーニーは、当時アレックス・ファーガソン監督が率いていたマンチェスター・Uに加入。「自惚れているように聞こえるかもしれないけど、僕はマンチェスター・ユナイテッドで特別な存在になれると思っていた。このチームでやれる力があると分かっていたし、異なるものをチームにもたらすことができると思っていた」と振り返る。

 そして、「サー・アレックス・ファーガソンの下で仕事がしたかった。このクラブと契約した最大の要因はファーガソンの下でやってみたかったからさ。あと、ライアン・ギグス、ポール・スコールズ、ロイ・キーン、リオ・ファーディナンドらと一緒にプレーしたかったんだ」と語ったように、偉大なる指揮官から指導を受けるだけでなく、経験豊富なチームメイトと同じピッチに立つことを楽しみにしていたようだ。

 合流直後は負傷の影響もあってチーム練習に加われなかったというルーニーは復帰すると、まず2人の選手から認めてもらいたかったという。「ギグシー(ギグス)とロイ・キーンにアピールしないといけなかった。監督ではなく、彼ら2人に認めてもらいたかったんだ。変な風に聞こえるかもしれなけど、彼らに勝ちたかったんだ。2人に自分の力を信じてもらいたかった」。

 負傷明けのデビュー戦でハットトリックという離れ業をやってのけ、「すぐにチームに溶け込めた」という初年度のシーズンで公式戦17ゴールを記録。チームメイトに自身の実力を証明してみせた。

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