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名古屋→アーセナルのステップアップを振り返るベンゲル氏「彼らはクレイジーだった」

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アーセナル就任当時を振り返ったアーセン・ベンゲル

 アーセン・ベンゲル氏が1996年に名古屋グランパスを離れ、アーセナルの指揮官に就任した時のことを振り返った。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

 母国フランスで指導者としてのキャリアをスタートさせたベンゲル氏は、1995年シーズンに名古屋の監督に就任した。ドラガン・ストイコビッチ氏らを擁してチームを年間3位に導き、シーズン終了後にJリーグ最優秀監督賞を受賞。また、同シーズンの天皇杯で初優勝を飾り、クラブに初タイトルをもたらした。しかし、翌1996年シーズン途中に退任し、プレミアリーグの名門アーセナルへ。ベンゲル氏はイギリス『BBC』のラジオ番組で当時を次のように回想している。

「(アーセナルが)私のような男を任命するのはかなりクレイジーだったと思う。イングランドで最も伝統のあるクラブの1つだったからね」

「完全に無名の男を起用するなんて、彼らはクレイジーだったと思うよ。でも、私はそこから恩恵を受ける利点があったんだ」

 実際に就任した当時、地元紙『ロンドン・イブニング・スタンダード』が「どのアーセンだ?」と見出しを打って報じるほど、ベンゲル氏は無名の存在だった。だが、すぐにその手腕を発揮し、翌1997-98シーズンにプレミアリーグとFAカップの2冠を達成。2017-18シーズン限りで退任するまで22年間の長期政権を築き、プレミアリーグ3回、FAカップ7回の優勝を果たすなど、アーセナルで最も成功した指揮官となっている。

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