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[MOM3317]帝京FW齊藤慈斗(1年)_点獲る才能発揮し、流経大柏とのプレーオフで2発!

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前半8分、帝京高FW齊藤慈斗が右足ループシュートで先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.23 関東Rookie Leagueプレーオフ 流通経済大柏高 0-2 帝京高 時之栖裾野D]

 11月に開催された「関東Rookie League」Bリーグ3試合で計8発。リーグ得点王に輝いた帝京高FW齊藤慈斗(1年)がルーキーリーグ全国大会出場を懸けたプレーオフでも2得点を叩き出した。

 まずは前半8分、流通経済大柏高の守備連係が乱れ、飛び出したGKの前でDFが小さなクリア。このボールに反応した齊藤が「あそこはもう簡単に決めるしか無かったので、普通にリラックスして決めることができました」と右足ループシュートでゴールを破った。

 その後も右サイドを突破してポスト直撃のシュートを放つなど怖さを見せていた齊藤が後半19分に貴重な2点目を挙げる。FW山下凜が抜け出して放ったシュートを相手GKがPA外でブロック。こぼれ球から左中間でパスを受けた齊藤は、流経大柏の守備組織が崩れているところを逃さなかった。ドリブルでDFを外すと、さらに一人をかわして右足シュート。これをゴール左へ流し込んだ。

 後半は、大会規定によって引き分けでも全国出場の決まる流経大柏が前からの攻守で流れを引き寄せていた。それを断ち切る2点目。帝京の指揮を執った松澤朋幸コーチは「大事なところで獲ってくれた」と評し、齊藤は「自分は本当に点を獲ることしかできないので、そこで(チームを)助けられて良かったと思います」と喜んだ。

 バディージュニアユース出身で、高校1年生ながら名門で先発を重ねるストライカーだ。点を獲る才能を注目される齊藤の憧れはFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)。「得点能力が本当に凄いので自分もああなりたいと思います」。現在の課題はシュートへ持ち込むまでに慌ててしまうところがあること。その質を上げられれば「もっと獲れると思います」というFWは、ルーキーリーグ全国大会での活躍を誓う。

「しっかり得点を獲って、全国でも得点王を獲りたいと思っています」。自分のゴールによって、帝京を“1年生日本一”へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
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