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町田内定CB奈良坂擁する桐光学園は2年連続準優勝。来年、全国ルーキー優勝世代の2年生が悔しさ晴らす:神奈川

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桐光学園高は来年こそ全国へ。(※代表撮影)

[11.28 選手権神奈川県予選決勝 桐光学園高 2-3(延長)桐蔭学園高 ニッパ球]

 昨夏のインターハイ優勝メンバー、GK北村公平主将(3年)やCB奈良坂巧(3年、町田内定)、CB荒井ジュリアン海都(3年)、MF前川壮太(3年)、FW庄司朗(3年)らを残す桐光学園高だったが、2年連続で神奈川準優勝。敗戦が決まると選手たちはピッチに立ち尽くしていた。

 2度のビハインドを左SB國島康介(3年)とMF栗原祥太(3年)のゴールで取り返したほか、試合の主導権を握る時間を増やすなど強さを見せたものの、堅守・桐光学園が痛恨の3失点。後手の対応となった1点目、DFラインの背後を一発で取られてしまった2点目などわずかな隙が失点やピンチに繋がってしまった。

 注目CB奈良坂は9月の町田内定会見で「今年は3年生になったので、さらに、さらにチームを引っ張って、背中でも語れて、言葉でも語れる選手になって3年目の選手権で全国制覇したいと思います」と語っていた。セットプレーなど攻守で高さを発揮していたが、力を十分に発揮できず、神奈川県予選で敗退。昨年の悔しさを晴らすこともできなかった。

 準決勝で負傷退場した2年生の高速アタッカー、FW三原快斗の不在も響く結果に。三原やこの日攻守両面で奮闘したMF山市秀翔(2年)、インターハイ優勝メンバーでもある10番MF岩根裕哉(2年)、右SB米山悠葵(2年)、MF阿部慈(2年)ら2年生と1年生は来年こそ、全国切符を勝ち取るだけだ。全国ルーキーリーグ交流大会優勝世代でもある2年生たちが来年、必ず悔しさを晴らす。

(取材・文 吉田太郎)
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