日本代表DF菅原由勢の所属するAZは5日、アルネ・スロット監督の解任を決断した。

　AZは今季UEFAヨーロッパリーグ(EL)に参戦し、ナポリやソシエダと同居するグループとなったが、第5節終了時点で決勝トーナメント進出の可能性を残している。また、エールディビジでも開幕から9試合無敗(4勝5分)。国内外で好調をキープしている。

　だが、オランダ国内の報道によると、名門フェイエノールトがスロット監督の引き抜きを画策している模様。また、スロット監督自身もフェイエノールトへのステップアップを見据えたこともあり、AZは解任を決断したようだ。その理由についてマックス・ハイベルツTD(テクニカルディレクター)はこのように説明した。

「我々はアルネと話し、今すぐ彼に別れを告げることを選んだ。クラブとしては、AZの仕事に集中している監督にチームを率いてもらいたいんだ」

　現在42歳のスロット氏は、2017年からAZのアシスタントコーチに就任。昨季からトップチームを率い、アヤックスに続く2位でシーズンを終えていた。

---

●海外組ガイド
●オランダ・エールディビジ2020-21特集