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斉藤光毅が1G1A! U-19日本代表候補、練習試合で慶應義塾大に完封勝利

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U-19日本代表候補FW斉藤光毅が1ゴール1アシストの活躍

[12.23 練習試合 U-19日本代表候補 2-0 慶應義塾大]
 
 千葉県内でトレーニングキャンプ中のU-19日本代表候補は23日、慶應義塾大と練習試合(45分×2本)を行い、2-0で完封勝利をおさめた。今冬ベルギー2部ロンメルに完全移籍するFW斉藤光毅(横浜FC)が1ゴール1アシストの活躍。来年3月ウズベキスタンで開催されるU-19アジア選手権に向けて、年内最後の合宿は27日まで行われる。

 U-19日本代表候補は4-4-2の布陣を採用し、GK鈴木彩艶(浦和ユース)、最終ラインは右からDF中村拓海(FC東京)、DF鈴木海音(磐田U-18)、DF山崎大地(順天堂大)、DF中野伸哉(鳥栖U-18)。MF山本理仁(東京V)とMF柴田壮介(湘南)のダブルボランチで2列目は右にMF成岡輝瑠(清水ユース)、左にMF鈴木唯人(清水)。FW西川潤(C大阪)とFW唐山翔自(G大阪)が2トップを形成した。

 中盤の山本がボールに絡んでリズムをつくり、右サイドで中村と成岡のワンツーで崩すなど攻撃の形をつくったU-19日本代表候補は前半11分、山本の浮き球で背後のスペースに抜け出した鈴木唯がフィニッシュに持ち込む。23分にも唐山と成岡のワンツーからゴールに迫るチャンスを創出したが、慶應義塾大GK小林将太(2年)に阻まれた。

 さらに前半26分、西川が決定的なシュートを打ったが、これもGK小林が好セーブ。U-19日本代表候補は30分に5人を入れ替え、CBに佐古真礼(東京Vユース)、右SBに成瀬竣平(名古屋)、左SBにバングーナガンデ佳史扶(FC東京)が入り、ボランチはMF藤田譲瑠チマ(東京V)とMF田中聡(湘南U-18)がコンビを組んだ。

 後半開始はそこから5人を入れ替え、斉藤とFW大森真吾(順天堂大)が2トップを組み、右SHに荒木遼太郎(鹿島)、左SHに小田裕太郎(神戸)、CBに半田陸(山形)が入った。慶應義塾大にやや押されたU-19日本代表候補は後半23分に4人を変更。ボランチ2枚をMF松岡大起(鳥栖)とMF武田英寿(浦和)、CBを馬場晴也(東京V)と西尾隆矢(C大阪)に変更し、田中が左SB、半田が右SBにシフトした。

 ゴールレスのまま膠着した時間帯が続いたが、後半24分に試合が動いた。荒木のパスでPA左を突破した小田がゴールライン際からマイナス方向に戻し、斉藤が右足ダイレクトで押し込んだ。キャプテンマークを巻いた松岡は積極的に声を掛け、中盤でボールを奪うなど強度の高いプレーを見せる。

 後半33分には佐古をピッチに戻して3-4-2-1にシステムを変更。西尾、馬場、佐古の3バックで半田と小田がアウトサイドに上がった。後半36にも斉藤の技ありシュートがGK小林のビッグセーブに阻まれたが、後半39分、斉藤の鋭いアーリークロスを大森がヘッドで叩き、ダメ押しゴール。GK鈴木彩がフル出場し、フィールド選手は全24人がピッチに立ったU-19日本代表候補が2-0で完封勝利をおさめた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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