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U-23日本代表候補初選出のMF高嶺朋樹「今、自分ができることをやる」

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U-23日本代表候補MF高嶺朋樹(札幌)

 1年前までは大学生。東京五輪世代ながらも、本大会は「自分の中で遠い存在」だと感じていた。しかし、MF高嶺朋樹(札幌)はJ1リーグを戦い抜き、U-23日本代表候補初選出を果たしたことで、その距離が近付いたことを実感している。

 今季、筑波大から札幌に加入。大卒ルーキーながらもJ1リーグで30試合に出場し、多くの経験を積んだ。その結果、U-23日本代表候補に初招集され、遠い存在だった東京五輪は「そう遠くない存在だと感じた」。

 合宿2日目までは本職となるボランチでプレーを続けてきた。3日目にはDF東俊希(広島)が離脱した影響もあり、左SBの位置に入ったが、「(森保一)監督に『左SBでも考えている』と言われていたので、与えられたポジションで、今自分ができることをやろうという意識で臨んでいる」と前向きに捉えている。

 5日間という決して多くはない活動期間。「評価してもらったのはボール奪取やターンの部分だと思う。そこを出しつつ、ロングボールだったり、組み立てでも貢献していきたい」と持ち味を発揮して自身の存在価値を証明していく。

(取材・文 折戸岳彦)

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