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「有力なスタメン候補」現地紙がヘタフェ初戦で存在感を示した久保建英に注目

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ヘタフェに加入したMF久保建英

 今冬の移籍市場でビジャレアルからヘタフェに移籍したMF久保建英について、『マルカ』が特集記事を展開している。

 久保は8日にヘタフェへの期限付き移籍が決定。だが、その後スペインは記録的な大雪に見舞われ、練習に参加できないまま11日のエルチェ戦に臨んだ。すると後半19分から途中出場を果たし、いきなり勝ち越し点につながる強烈なミドルシュートを放つなど、2得点に絡む大活躍。3-1の勝利に貢献した。

 現地ジャーナリスト、アルベルト・ロメロ・バルベーロ氏は『マルカ』の署名記事で「おそらく(ビジャレアルのウナイ)エメリ監督は久保を失ったことを痛感することになった」として、ヘタフェに新天地を求めた久保について見解を示した。

「ビジャレアルで久保が数か月見せていた仕事ぶりは、悪いものではなかった。だが、現リーガ4位のエメリ体制では、順列を入れ替えるほどチームを変える必要性がなかったことも事実だ」

「そんな中、この1月に久保は出場機会を求めて(保有権を持つ)レアル・マドリーの許可を得て、再レンタルでヘタフェへと移籍した。初戦から結果を残したことで、この移籍が理にかなっていると証明。19歳の若者は、ホセ・ボルダラスのヘタフェで幸先の良いスタートを切った」

 そして記事では、スペインの現在の状況を踏まえて「パンデミックと豪雪の影響で、ラ・リーガは多くの動きが停滞した。だがその中で確実だと思われることは、久保建英が新チームでスターターの有力候補になるということだ」と表現。久保は新天地のヘタフェで中軸を担うようになるのではないかと強調した。

 前半戦、ビジャレアルでは公式戦19試合1ゴール3アシストの成績を残すも、リーグ戦の多くが途中出場であり、ラ・リーガでは13試合で累計出場時間は290分ほどだった。マドリード近郊のヘタフェへ身を投じた久保にとって、後半戦はより多くの時間でピッチに立ち、結果を残すことが目に見えるミッションとなりそうだ。

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