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サンプドリア指揮官ラニエリ、逆転に歓喜もカンドレーバのクッキアイオに「私を殺す気か!」

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サンプドリアMFアントニオ・カンドレーバがPKでクッキアイオ(チップキック)

 サンプドリア指揮官クラウディオ・ラニエリが、ウディネーゼ戦逆転勝利に胸をなで下ろした。

 16日に行われたセリエA第18節サンプドリアvsウディネーゼは55分にウディネーゼが先制。だがサンプドリアは67分にクッキアイオ(チップキック)のPKでアントニオ・カンドレーバが1点を返すと、81分には逆転ゴールを決め、2-1で勝利を収めている。吉田麻也はこの一戦でフル出場。4バックの右でプレーした後、後半途中からは3バックのセンターとして勝利に貢献した。

 試合後、ラニエリは『DAZN』のマイクを通じ、試合を振り返った。

「ウディネーゼMF(ロドリゴ)デ・パウルに決められた先制点は不運な面もあった。彼は中盤の選手だが、姿を消してゴール前へと出るのが得意にしていたからね」

 カンドレーバが決めた同点のPKについては、冗談交じりに次のように述べている。

「それにしてもカンドレーバのPKはなんだったんだ。彼は私を殺す気か!まさかクッキアイオをするとは思わなかったよ。心臓が止まるかと思った。さっき、チームドクターにメディカルチェックをお願いしたところだ」

「それでも選手たちは総じてよくやったし、頑張ってくれた。最初は4バックで、途中から3バックへとスライドした。あまり下がって防戦一方とならないよう指示していたが、ウイングバックも含め、良いディフェンスコントロールだったと思う」

 逆転ゴールを決めたエルネスト・トッレグロッサはブレシアからレンタルで獲得したばかりで、62分からの途中出場でいきなり結果を残した。ラニエリは「彼のゴールを喜んでいるよ。我々はトッレグロッサ、(ファビオ)クアリアレッラ、(ケイタ)バルデ、そして(マノロ)ガッビアディーニと、前線で様々なオプションを抱えている。トッレグロッサはトレーニング時からいい笑顔を見せているよ。私も彼のことがお気に入りだ」と賛辞を贈っている。

 これでサンプドリアは18試合を消化して勝ち点23、暫定10位に順位を上げた。昨季ラニエリ監督は最下位に沈んでいた20位でチームを引き継ぎ、15位フィニッシュを果たした。今季はここまでで暫定10位。さらなる上位へと進出することができるのだろうか。

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