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マルセイユ、ポーランド代表FWミリク獲得へ合意近づく…移籍金は最大14億円か

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 ポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクのマルセイユ移籍の可能性について、ナポリのクリスティアーノ・ジュントリSD(スポーツディレクター)が17日、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューの中で言及した。

 日本代表DF酒井宏樹とDF長友佑都が所属するマルセイユは今冬、ナポリで構想外となっているポーランド代表FWミリクの獲得を検討していると複数メディアで伝えられてきた。そして、ナポリのジュントリSDも交渉の事実を認めている。

「ミリクについては、マルセイユとの交渉に取り組んでいるところだ。マルセイユの(パブロ)ロンゴリアSDは、『我慢が必要だ』と言っているって?それならば我慢比べになるだろう。しかし我々は、マルセイユおよびアレク(ミリクの愛称)と素晴らしい関係を築いており、いくつかの点について一緒に検討をおこなっている」

『スカイスポーツ』の報道によれば、ナポリとマルセイユは急速に接近。ミリクの移籍へ向けて完全合意に近づいているという。マルセイユは、これまでに800万ユーロ(約10億円)+ボーナスの300万ユーロ(約3.8億円)を加えた条件を提示。続いて両クラブは、ポーランド人FWの将来的な売却の際にナポリに支払うボーナスについて合意を目指しているとみられる。

 また同メディアによると、ナポリはクラブ間での合意後にミリクとの交渉の席に着き、18か月間の新契約を提示する見込みとなる。これはマルセイユへの買い取り義務付きレンタルの前提条件となるためであるようだ。アウレリオ・デ・ラウレンティス率いるクラブは、同時に違約条項の設定も検討。選手に対し、3年間にわたりイタリア国内のクラブへの移籍を禁止することを検討しているという。

 ミリクは2016年夏にアヤックスからナポリへ加入。昨シーズンまでに公式戦122試合に出場、48得点5アシストを記録し、2019-20シーズンにはコッパ・イタリアのタイトルを手にした。しかし今夏、クラブの構想外となり、移籍先としてローマやフィオレンティーナなどが浮上したが、いずれも破談。今年6月末までクラブとの契約を残すミリクは、ジェンナーロ・ガットゥーゾ指揮下において今シーズンの公式戦の出場はないまま飼い殺し状態となっている。今冬はユベントスやアトレティコ・マドリーなどからの関心も伝えられていた。

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