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甲府内定DF関口が2発!早稲田を終始圧倒した法政が決勝進出

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DF関口正大(4年=新潟明訓高/甲府内定)が2ゴールを決めた

[1.21 #atarimaeniCUP準決勝 早稲田大0-2法政大 味フィ西]

 大学サッカー特例全国大会『#atarimaeniCUP』の準決勝が21日に行われ、第1試合では法政大(関東7)が早稲田大(関東3)に2-0で勝利した。23日の決勝は順天堂大対東海大の勝者と対戦する。 

 『#atarimaeniCUP』は準々決勝までを集中開催で実施。ただ準決勝は中9日をあけて、味の素フィールド西が丘で開催された。しかし当初は有観客での試合を準備していたが、緊急事態宣言の発出を受けて、無観客での実施となった。

 出場停止のMF鍬先祐弥(4年=東福岡高/長崎内定)や主将DF杉山耕二(4年=三菱養和SCユース)ら複数の主力を欠く早大を法大が序盤から攻め立てた。しかし早大が文字通り体を張った守備で跳ね返し続ける。

 前半16分、FW佐藤大樹(3年=札幌U-18)のミドルや同19分のMF長谷川元希(4年=大宮ユース/甲府内定)の落としをFW平山駿(4年=三菱養和SCユース/北九州内定)に右足で狙われたシュートもコースを限定していたことでGK山田晃士(4年=浦和ユース/群馬内定)の正面に飛ぶ。

 法大からみれば決めきれない展開が続く。前半22分には平山のポストプレーから佐藤が左足で狙ったシュートはクロスバーを直撃。同36分には左クロスのこぼれをMF松井蓮之(3年=矢板中央高)が狙ったが、これもわずかに枠左に外れた。

 しかしスコアレスで折り返した後半、ついに均衡が破れる。6分、右サイドから勢いよくエリア内に入ったDF関口正大(4年=新潟明訓高/甲府内定)がゴール前まで持ち込むと、佐藤とのワンツーから左足で決めきる。法大が待望の先制点を奪うと、同14分にもビッグチャンス、長谷川のクロスを佐藤が合わせるが、これは惜しくも左ポストを叩いた。

 後半22分から早大はMF田部井悠(3年=前橋育英高)を投入。法大MF田部井涼(3年=前橋育英高)は先発していたため、前橋育英高で高校選手権を沸かせた双子マッチアップが実現する。

 試合は終盤、法大が突き放す。ショートカウンターから長谷川が持ち込むと、相手に潰されながら右サイドのフリースペースに流す。ここに走り込んだ関口が右足で豪快に突き刺して勝利を決定づける。法大の全国大会決勝進出は19年度の総理大臣杯以来。18年度の大学選手権(インカレ)以来の日本一にあと1勝と迫った。
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