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「FIFA 21 eJリーグ」で川崎Fが頂点に! 川崎F代表・ジェイ「フロンターレで優勝叶えられて嬉しい」

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「FIFA 21 グローバルシリーズ eJリーグ Powered by ひかりTV」クラブチャンピオンカップの決勝ラウンドが23日に開催された。準々決勝から決勝までがオンラインで行われ、川崎フロンターレ代表のジェイが優勝を果たした。

 今月9日、10日には決勝ラウンドのグループステージと決勝トーナメント1回戦が行われ、ベスト8までが決定。23日から再開した準々決勝では、ミノ(名古屋)対むんてぃ(柏)、ナスリ(鹿島)対そが(鹿島)、テラ(FC東京)対青黒豆(G大阪)、ジェイ(川崎F)対にょにょ(清水)が対戦し、ミノ、ナスリ、テラ、ジェイが勝ち残った。

 準決勝では、サッカーe日本代表でもあるナスリが「FIFA 19 eJリーグ」覇者のミノを2試合合計6-4で撃破。一方、昨春の「FIFA20 eJリーグ オンラインチャレンジカップ」覇者のジェイは、テラとの延長接戦をゴールデンゴールで制し、準決勝突破を決める。決勝はナスリの鹿島とジェイの川崎Fによる、プロプレーヤー同士の戦いとなった。

 決勝では1点が勝敗を分ける展開に。ナスリが終始ボールを支配し、攻撃を仕掛けるが、ジェイは堅い守備に徹してチャンスを作らせない。第1試合はそのまま0-0で前後半を終了した。

 第2試合に突入すると、ジェイ操る川崎Fが前半15分に先制する。MF大島僚太の縦パスをFW小林悠がPA内で受け、反転しながら左足シュート。ナスリの一瞬の隙を突き、均衡を破った。ナスリは少ない決定機もポストに阻まれるなど不運も続き、持ち味の攻撃は功を奏さず。試合はそのまま終了し、ジェイが「FIFA 21 eJリーグ」の頂点に立った。

 優勝賞金100万円を手にしたジェイだが、何よりも川崎Fのユニフォームで優勝したことを喜ぶ。自身は小学生のときからの熱狂的な川崎Fサポーター。eスポーツプロプレーヤーとして活動を始めたときから、Jリーグのeスポーツ大会で優勝することを目標にしてきたという。

 昨春はコロナ禍の影響もあり、「FIFA 20 eJリーグ オンラインチャレンジカップ」という代替トーナメント大会が開催された。ジェイは川崎F代表として出場し、見事優勝。今回改めて川崎Fの代表として「eJリーグ」に挑み、再び頂点に立ってみせた。「数年前に思ったことがいま現実になっていると思うと、そっちのほうがモチベーションになって嬉しかったですね」。川崎Fのユニフォームをまといながら、「フロンターレで優勝っていうのが叶えられて嬉しいです」と笑顔を見せた。

 一方、優勝候補として名前が挙がっていたナスリは準優勝に「満足していないし、悔しいです」と語る。自身の持ち味は発揮し、チャンスも作ったが、ことごとくポストに当たるなど不運にも見舞われた。「しょうがないことではありますけど。負けるっていうのはシンプルに悔しいですね」と唇を噛んだ。

 eワールドカップの出場経験を持つ若手実力派のナスリだが、「eJリーグ」の重圧は大きかったという。「日本人の方が一番多く見てくれるFIFAの大会。一番重要な大会っていってもいいので、緊張とプレッシャーがすごかったですね」と大会を振り返った。

 翌24日には、今大会の準々決勝まで勝ち残った8人が「FUTチャンピオンカップ」に出場。勝ち残った2人は最高峰の大会である「FIFA eWORLD CUP」の東アジア地区プレーオフ出場権を手にすることができる。ジェイは「今日と同じくらい取らないといけない大会なので、すぐ切り替えて明日の準備しないといけない。頑張りたいです」と優勝の余韻を振り切り、ナスリも「気持ちの面でも楽にするために。勝つために切り替えていきたいと思います」と新たな戦いに気持ちを向けた。

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