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サンプドリアで日本人選手初得点の吉田麻也に地元紙が注目「彼には驚かされる」

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 サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也について、ジェノバの地元紙が25日、特集を組んで注目した。

 吉田は24日、敵地で行われたパルマ戦に先発すると、25分にゴール前のこぼれ球を押し込んで先制点をマークしてセリエA初ゴールを記録。2-0でのサンプドリアの勝利に貢献した。1946年創設のクラブにおいて、日本人選手によるゴールは初めてとなる快挙だ。

 吉田の偉業についてはクラブ公式サイトが伝えたほか、サッカー情報サイト『トゥット・メルカート・ウェブ』も、かつてライバルクラブのジェノアに在籍した53歳のFW三浦知良になぞらえ、「サンプドリア、ヨシダがこのチームのミウラだ」などと祝福した。

 地元紙『ジェノヴァ・トゥデイ』も、吉田を特集。試合後に日本代表DFがイタリア語でインタビューに応じたことに触れ、「イタリア滞在わずか1年だが流ちょうなイタリア語には驚かされる」と語学力に賛辞を贈った。

 また、クラブ公式メディアが伝えた“サンプドリア史上初めて得点を記録した日本人選手”であることを知らされた時の吉田の反応を紹介。2003-04シーズンにサンプドリアに所属した元日本代表FW柳沢敦氏を応援する現地のファンを真似してか、「行け、行け、ヤナギサワ、ゴール」などと冗談ながらに演じてみせた場面について、「先輩のヤナギサワへ面白い挨拶だ。思わず笑ってしまう反応だ」などとコメントした。

 なお、特集では柳沢氏の経歴についても紹介。「サンプドリアのユニフォームに袖を通して15試合に出場した。FWとしてプレーしていたが、ゴールは1度もなかった。サンプドリアのファンの記憶に残る彼のパフォーマンスは、ブレシア戦におけるPK獲得だった」などと振り返った。

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