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久保建英が新天地ヘタフェに言及「言い方は変ですけど…」議論加熱の東京五輪についても語る

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今冬にヘタフェへ加入したMF久保建英

 今冬にレンタル先をビジャレアルからヘタフェに変えたMF久保建英がクラブのインタビューに応じ、さまざまな質問に答えた。27日にクラブ公式ツイッター(@GetafeCF)が動画で伝えている。

 久保は8日にレアル・マドリーからヘタフェへの再レンタルが発表され、11日のラ・リーガ第18節エルチェ戦(○3-1)で途中出場によって新天地デビュー。いきなり2ゴールに絡む活躍を見せ、その後の2試合でスタメン起用されている。

 ヘタフェについて「本当に自分が成長できそうな環境」と実感を込めて語る久保は「このチームは非常に愉快な仲間たちというか、言い方は変ですけど、何というか明るい選手が多くて、チームとしてもとても明るいなという印象があって、新加入選手にとって非常にいい環境なのかなと思います」と、適応もしやすかったことを明かした。

 自身の冷静沈着な性格については「そんなに落ち着いているとは思っていないですけど、やっぱり小さいうちからプロに上げてもらって、大人の選手たちとピッチ内外でコミュニケーションを取ることが今の自分の喋り方だったり、在り方につながっているのかなと思います」と自己分析している。

 日本ではリーガをはじめとした欧州リーグへの注目度が高い。久保は母国のサッカー人気に関して「何でサッカーがすごく人気かという理由としては、サッカー強豪国ではないですけど、強豪国になろうとしているというのが今の日本の現状だと自分は思っていて、そういった中でリーガだったりプレミアリーグだったり、いろんな強いリーグに追いつこうという一心でJリーグもサッカー協会もやっていると思う」とし、「そういった意味で自分みたいな選手がどんどん出てくるのも大切かなと思いますし、こういった経験を自分が生かしていければなと思います」と使命感を語った。

 また、プロの中では息抜きにサッカーゲームをする選手も多いが、久保はそういったタイプではないようだ。「ゲームは自分はあまり得意ではないです」と打ち明けている。その一方で「やっぱり見ていて楽しいですし、例えば自分の小さい頃の目標の1つとして、自分が見る側ではなく、プレーする側に回りたいというのがあって、やっぱり自分のキャラクターがゲームに出てくるのは非常に感慨深いことだなと思います」とも話した。

 今夏には、コロナ禍で1年延期された東京オリンピックが控えている。しかし、感染が拡大する状況の中、開催可否を巡る議論が絶えない。久保は「健康が第一なので、今この状況でオリンピックに出たいと言うつもりは全くないです」と前置きした上で「もし開催できた時のために100%の力で準備しておくというのは、選手としての義務」とし、「開催されるか分からないですけど、開催された時のために準備は必要なのかなと思います」と言及している。

 最後に19歳MFはクラブでの残りのシーズンに向け、「ヘタフェで自分ができる最大限のことをやっていきたい」と意気込んだ。

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