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好調チェルシーのトゥヘル監督「選手に好かれるために何かしてない」

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 チェルシートーマス・トゥヘル監督はロッカールームで選手に好かれるようなことは何もしておらず、ときには「ガミガミ言う」役回りになると語った。『スカイスポーツ』が伝えた。

 1月下旬、フランク・ランパード氏の後任にトゥヘル監督が就任して以来、チームはプレミアリーグで3連勝を飾るなど好調をキープ。日本時間15日のプレミアリーグ第24節ニューカッスル戦を前に、指揮官は選手たちのマネジメントについて以下のように語っている。

「私が君たちメディアに優しくしようと頑張っているからといって、ロッカールームでも選手たちに愛されようとしているとは限らない。というのも、実際そうしていないからだ」

「そういうのは必要ないんだ。だが私が幸せなときは、彼らの姿勢やパフォーマンス、ロッカールームの雰囲気に満足していると伝えることはできる。そういうのは害にならないから、まったく問題ない」

「ガミガミ言うことがあるかって? もちろん必要であればね。私だって感情的になることもあるし、もしそうするべきときや、引き締める必要があると考えたら、ガミガミ言うこともやぶさかではない。ただいつもそうしていたら、誰も耳を貸さなくなるだろうけどね」

「目標は少しだけ予想できない状況を維持し、ほとんどの場合は安定させることだ。私たちにとって大事なのは、信頼できる関係を築くことなのだから」

「選手たちが全員の前で罰を受けたり、怒鳴られたり、侮辱されるようなことはあってはならない。だがはっきりと指摘しなければならない場合は、全員の前で指摘することには大賛成だ」

「もしグループに悪影響を与えたり、ピッチ上でチームに迷惑をかけるような行動があった場合は、個々の選手に伝えるべきだ。だが私としては、誰もがグループの前で批判されてもそれを受け止められる人格を備えるべきだと強く信じている」

「そうすれば、オープンに話せるから害はない。はっきり言って、これは決して変わらない。ロッカールームで選手たちに愛されるために何かをしているわけではない。それはありえないことなんだ」

 クリスマスにパリSGを解任されたトゥヘル監督だが、その1か月後にチェルシーから連絡が届いた。彼が「クリスマスツリーの下にあった最高のプレゼント」と表現したのはそのときのことだった。ただ、新型コロナウイルスの影響により、家族全員で暮らすことはできていない。

「簡単な状況じゃない。私たち家族全員で移動することはいまのところ不可能だ」

「状況は整理されていて、子どもたちも学校に通っている。だけどもし一緒に暮らせたらいいなと思う。いまは他の人達と同じく、こういう決断を下さなければならなかった」

「これは簡単なことじゃない。子どもたちがいなくて寂しいし、バレンタインデーも家族でZoomをすることになる。かなり悲しいよ」

「だけど私たちはまだ恵まれている。安全だし健康だから、あまり文句を言いたくはない」

「状況が変わればと思うが、不満はない。私たちはまだ健康だし、家族として一緒にいることができる。いまは距離が離れていてもね」

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