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埼スタ3戦連発!! 高校選抜ナンバー10FW安斎颯馬「高体連でも戦えるぞという姿を見せていきたい」

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一時は同点となるゴールを奪った日本高校選抜FW安斎颯馬(青森山田高3年=10番)

[2.20 NEXT GENERATION MATCH 川崎F U-18 2-1 日本高校選抜 埼玉]

 またもや埼玉スタジアムでネットを揺らした。日本高校選抜FW安斎颯馬(青森山田高3年)はゴールが決まったことを確認すると、歓喜を爆発させた。

 第99回全国高校サッカー選手権の優秀選手から選出された高校選抜に名を連ねた安斎。川崎フロンターレU-18とのNEXT GENERATION MATCHでは背番号10を背負い、FW崎山友太(米子北高3年)とともに2トップを形成した。川崎Fに主導権を握られて試合が進む中、最前線にとどまるのではなくポジションを左右、下に移してボールを呼び込んで攻撃にリズムを生み出そうとし、前半18分にはPA外から果敢に狙うなど積極性も示した。

 そして、0-1で迎えた後半開始早々の同1分に魅せる。「僕たちFWが相手CBを自由にさせ過ぎていた部分もあったので、前から奪う感覚で行った」と高い位置からチェイシングをかけて、敵陣PA内で相手選手からボールを奪い取ると、左足のシュートをねじ込んで同点ゴールを記録した。

「前から行ってボールを奪えたので、あとは冷静にゴールを決めるだけだった。うまく流し込めて良かった」

 高校選手権では準決勝・矢板中央戦でハットトリックを達成し、決勝・山梨学院戦でもゴールを陥れていた安斎は、埼スタで3試合連続ゴール。相性の良いスタジアムとなっているが、「特に考えていなかった」と苦笑。しかし、「自分自身、前目の選手なので毎試合得点することを狙っているので、埼玉スタジアムという素晴らしい舞台で3試合連続ゴールができて光栄に思っている」と胸を張った。

 今後、日本高校選抜は来月3日に開幕する「第35回デンソーカップチャレンジサッカー熊谷大会」(通称:デンチャレ)に参戦。大学生の地域選抜チームが日本一を争う大会で、関東選抜A、関西選抜と対戦する。格上となる大学トッププレーヤーとの対峙することになるが、「チャレンジャー精神を持って、自分たちが2チームに勝つくらいの気持ちで臨み、高体連でも戦えるぞという姿を見せていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
●【特設】高校選手権2020

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