“歓喜の埼スタ”で2失点敗戦に悔しさ…GK熊倉匠「自分の力不足。足を引っ張った」
[2.20 NEXT GENERATION MATCH 川崎F U-18 2-1 日本高校選抜 埼玉]
約1か月前、歓喜を味わった場所だった。しかし、この日は2失点を喫して1-2で敗れた。日本高校選抜GK熊倉匠(山梨学院3年)は、試合後のフラッシュインタビューで「自分の力不足」と悔しさを滲ませた。
今年の高校選手権では山梨学院を日本一へと導き、大会の“顔”の一人となった。3回戦・藤枝明誠戦、準決勝・帝京長岡戦ではPK戦でストップして勝利を呼び込み、決勝・青森山田戦でもPK戦でストップを見せて、優勝の原動力となった。
その、第99回全国高校サッカー選手権の優秀選手から選出された高校選抜は、20日にNEXT GENERATION MATCHで川崎フロンターレU-18と対戦。会場となった埼玉スタジアムは、山梨学院が日本一を決めた場所だった。
ゴールマウスを託された熊倉は、前半16分にシュートを防ぐなど、上々の立ち上がりを見せたものの、同24分にFW田中幹大(2年)に股を抜かれるシュートで先制点を献上。さらに、後半1分にFW安斎颯馬(青森山田高3年)の得点で追い付いて迎えた同5分には、勝ち越しゴールを許してしまう。
熊倉がDF井上太聖(堀越高3年)にパスを送るが、川崎Fに狙い撃ちにされてボールを奪われてしまう。右サイドをえぐったMF大関友翔(1年)が送ったグラウンダーのクロスに熊倉が反応するも、右足に触れたボールは無常にもゴールマウスの中へと転がり、再びリードを奪われてしまった。
その後の反撃も実らなかった高校選抜は1-2の敗戦。「本当に自分の力不足で負けてしまった、その一言です。自分たちの力もあると思っていたけど、自分が足を引っ張ってしまった。もっともっとプレーだったり、気持ちの面でもレベルアップしないといけない」と唇を噛んだ。
今後、チームは来月3日に開幕する「第35回デンソーカップチャレンジサッカー熊谷大会」(通称:デンチャレ)で関東選抜A、関西選抜と格上と対戦する。「切り替えて、デンソーカップに向けて頑張っていきたい」と語ったように、この日の敗戦を受け止めつつ、次なる戦いへと向かう。
(取材・文 折戸岳彦)
●【特設】高校選手権2020
約1か月前、歓喜を味わった場所だった。しかし、この日は2失点を喫して1-2で敗れた。日本高校選抜GK熊倉匠(山梨学院3年)は、試合後のフラッシュインタビューで「自分の力不足」と悔しさを滲ませた。
今年の高校選手権では山梨学院を日本一へと導き、大会の“顔”の一人となった。3回戦・藤枝明誠戦、準決勝・帝京長岡戦ではPK戦でストップして勝利を呼び込み、決勝・青森山田戦でもPK戦でストップを見せて、優勝の原動力となった。
その、第99回全国高校サッカー選手権の優秀選手から選出された高校選抜は、20日にNEXT GENERATION MATCHで川崎フロンターレU-18と対戦。会場となった埼玉スタジアムは、山梨学院が日本一を決めた場所だった。
ゴールマウスを託された熊倉は、前半16分にシュートを防ぐなど、上々の立ち上がりを見せたものの、同24分にFW田中幹大(2年)に股を抜かれるシュートで先制点を献上。さらに、後半1分にFW安斎颯馬(青森山田高3年)の得点で追い付いて迎えた同5分には、勝ち越しゴールを許してしまう。
熊倉がDF井上太聖(堀越高3年)にパスを送るが、川崎Fに狙い撃ちにされてボールを奪われてしまう。右サイドをえぐったMF大関友翔(1年)が送ったグラウンダーのクロスに熊倉が反応するも、右足に触れたボールは無常にもゴールマウスの中へと転がり、再びリードを奪われてしまった。
その後の反撃も実らなかった高校選抜は1-2の敗戦。「本当に自分の力不足で負けてしまった、その一言です。自分たちの力もあると思っていたけど、自分が足を引っ張ってしまった。もっともっとプレーだったり、気持ちの面でもレベルアップしないといけない」と唇を噛んだ。
今後、チームは来月3日に開幕する「第35回デンソーカップチャレンジサッカー熊谷大会」(通称:デンチャレ)で関東選抜A、関西選抜と格上と対戦する。「切り替えて、デンソーカップに向けて頑張っていきたい」と語ったように、この日の敗戦を受け止めつつ、次なる戦いへと向かう。
(取材・文 折戸岳彦)
●【特設】高校選手権2020