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徳島→浦和のR・ロドリゲス監督「これは指揮したいチームだ」…心を奪われた4年前の出来事

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今季から浦和を率いるリカルド・ロドリゲス監督

 就任の決め手は4年前の一戦だった。今季から浦和レッズを率いるリカルド・ロドリゲス監督が、スペイン『マルカ』のインタビューで徳島ヴォルティスを離れるに至った経緯を語っている。

 R・ロドリゲス監督は2017年に徳島の指揮官に就任。2019年にクラブ最高位タイの4位でJ1参入プレーオフに進出したが、あと一歩のところで昇格を逃した。それでも就任4年目の昨季にJ2初優勝を飾り、悲願の昇格を達成。これを置き土産に、今季から浦和で新たな挑戦を始めることになった。

 徳島を離れるという決断は簡単なものではなかったようだ。同紙のインタビューを受けたR・ロドリゲス監督は「大変だったね。社長、スポーツディレクター、ファンの愛情を感じると、心が動かされるものだ」と、当時の葛藤を思い返している。

 そして「徳島でとても居心地が良かったし、浦和でなかったら一歩を踏み出したかどうかは分からない」と明かし、「なぜ浦和?」と問われると、次のように説明した。

「ここに来たとき、(2017年にアジア王者となった)浦和の良い瞬間を体験した。彼らはスペクタクルなサッカーをしていて、スタジアムは満員で、純粋な情熱を持っていた。私は『これは指揮したいチームだ』と思ったよ。4年後にオファーをもらったときにそれを思い出した」

「浦和は日本を代表するクラブであり、私が浦和にもたらすことのできるアイデンティティーがあるからこそ、このチャレンジをしたいと思ったんだ」

 浦和がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝を果たした2017年から、いつかこのクラブを率いたいと思っていたというR・ロドリゲス監督。今季の目標について「トップ3に入り、チャンピオンズリーグに復帰することだ」と意欲を燃やし、「来季は、現在の日本最強チームであるフロンターレから王座を奪うことを目指している。昨季は手に負えなかった」と将来的なリーグタイトル奪還も見据えた。

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