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キャリア初の快挙…C大阪FW大久保嘉人が1G1A!!「打ったら入りそうな気がする」

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FW大久保嘉人が開幕3試合連続の先制ゴール

[3.6 J1第2節 FC東京3-2C大阪 味スタ]

 セレッソ大阪FW大久保嘉人がキャリア初となる開幕3試合連続ゴールだ。3戦4発と38歳ベテランFWの勢いは止まらず、自身が持つJ1歴代最多得点を189に伸ばした。「出来すぎかなと思う。1試合1試合が勝負という気持ちで入ってるので、これを忘れずにやっていきたい」と力を込めた。

 前半14分だった。MF坂元達裕が右後方から浮き球を入れると、大久保が絶妙な動き出しから一瞬で背後を取る。「蹴る瞬間にDFの前に入ってGKとの間で合わせようと思ったら、本当に良いボールが来た」。ダイビングヘッドでわずかに触ったシュートはゴールマウスへと吸い込まれた。

「ボールを頭にしっかり当てると外すなと思った。どうにかしてちょっとでも触って、ゴールに吸い込まれればいいなと思ったら、その通りになった。良かったですね」。川崎F、FC東京とかつて在籍した古巣を相手に連続ゴール。好調を維持する現在の得点感覚について、「ゴール前で余裕を持てているのが大きいかもしれない。シュートを打ったら入りそうな気がする」と表現した。

 1-1で迎えた後半13分にはアシストも記録した。坂元のスルーパスで抜け出した大久保はPA右深い位置から「誰か分からず、白のユニフォームが見えた」とマイナス方向に戻すと、MF清武弘嗣がスルー。後方から走り込んだMF原川力のゴールにつながった。

 1ゴール1アシストを記録した大久保はその1分後にベンチに下がると、チームは後半26分に2-2に追いつかれ、終了間際に逆転ゴールを許す。2試合連続で逆転負けを喫する形となったが、「ポジティブに捉えれば、まだ3試合目で課題が見えた。しっかり修正していきたい」と前を向いた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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