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「前から」の米子北が名古屋U-18に競り勝つ

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米子北高は左SB長谷川隼人(右端)が決勝点

[3.6 プーマカップ群馬 米子北高 2-1 名古屋U-18]

 6日、2021プーマカップ群馬で米子北高(鳥取)と名古屋グランパスU-18(愛知)が対戦し、米子北が2-1で競り勝った。

 米子北は俊足左SB海老沼慶士(2年)が先発した一方、主軸のMF佐野航大(2年)とCB鈴木慎之介(2年)が中国地区トレセン参加のために欠場。怪我人もいる中での戦いだったが、激しいメンバー争いの最中にいる選手たちがゴール前で身体を張ることや、攻撃面でシュートを打ち切る部分などを表現していた。

 その米子北が前半5分に先制点を奪う。左ロングスロー後の混戦からFW片山颯人(2年)が右足シュートをねじ混んだ。一方の名古屋U-18はレギュラーを狙うメンバーたちが先発。ボールを握り、ショートコンビネーションで局面打開を図る。前線でキレのある動きを見せたFW鈴木陽人(中学3年)がドリブルでゴールに迫るシーンもあった。

 だが、「できるだけ前からボールを奪いに行こう」(城市德之総監督)という狙いを持って戦う米子北は高い位置でボール奪い、ショートカウンターからMF橋本淳史(2年)がシュートを持ち込むなど追加点のチャンスを作り出す。

 それでも、名古屋U-18は同点に追いつく。前半31分、縦パスを受けたMF神谷悠介(1年)がスルーパス。FW遠山湧斗(1年)がGKと接触しながらもループシュートを決めて1-1とした。

 その後、名古屋U-18GK川上翼(2年)、米子北GK畠山壮哉(1年)の両GKの好守などによってスコアは動かず。それでも、後半16分に米子北の左SB長谷川隼人(2年)が左足シュートを決めて米子北が勝ち越す。その後も前への勢いとゴール前での堅さを見せた米子北が2-1で勝利している。

(取材・文 吉田太郎)

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