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15年間の長期体制がEUROで終了へ…ドイツ代表レーブ監督が退任発表

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ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督

 ドイツサッカー連盟(DFB)は9日、ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督が今夏に延期されていたEURO2020(欧州選手権2020)限りで退任すると発表した。契約は2022年のカタールワールドカップまでとなっていたが、同監督から退任の申し出があったという。

 レーブ監督は2004年夏、ユルゲン・クリンスマン監督のアシスタント・コーチとしてドイツ代表に参加。06年夏から監督を務め、14年のブラジルW杯優勝をはじめ、08年のEURO準優勝、10年の南アフリカW杯3位、17年のコンフェデレーションズ杯優勝など、数々の栄光を築いてきた。

 レーブ監督はDFBの公式サイトを通じて「誇りと感謝の気持ちでいっぱいだが、欧州選手権に向けては非常にモチベーションが高い」とした上で、「自分によって国に関わることは非常に特別で光栄なことだ。この国で最高のサッカー選手たちと17年間にわたって協力し、成長を支援してきた。苦しい敗北もあったが、大きな勝利を収めてきた。何よりも多くの魔法のような瞬間、ブラジルW杯の優勝だけではない。自分とチームに理想的な環境を与え続けてくれたDFBに感謝している」とコメントした。

 ドイツ連盟のフリッツ・ケラー会長もDFBを通じてコメントを発表。15年間にわたるレーブ監督の貢献について「彼が何をしてきたかを知っているが、世界のサッカー界で最も偉大な指導者の一人だ。スポーツ面の功績だけでなく、彼の共感性と人間性も多くのものを与えてくれた」と称えている。

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