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浜松開誠館中は4戦中3試合で5得点勝利「全中優勝しか考えていない」

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[4.4 河口湖くぬぎ平スポーツ公園人工芝運動場完成記念大会 多摩大目黒中1-5浜松開誠館中]

 4日に行われた河口湖くぬぎ平スポーツ公園人工芝運動場完成記念大会で、浜松開誠館中が多摩大目黒中を5-1で下した。青森山田中には敗れたものの、決勝リーグを1勝1敗とした浜松開誠館は準優勝を飾った。

 前半からボールを支配してゲームを進めた浜松開誠館中はスコアレスで折り返した後半8分、MF森下太陽(3年)の蹴ったCKをDF橘風芽(3年)が頭で決めて先制。同12分にはFW川合亜門(2年)が力強いドリブルでエリア内に侵入。クロスをDF碓氷大和(3年)が決めて加点する。

 さらに後半13分にはMF古川宝(3年)が左足で右隅に決めてリードを広げると、同18分にはオウンゴールで加点。同23分に多摩大目黒のDF西田拓斗(3年)にゴールネットを揺らされたが、終了間際のアディショナルタイム3分に川合のゴールでダメを押した。

 準優勝に終わった浜松開誠館だが、前日の予選リーグ2試合も5得点ずつを奪って快勝。4試合中3試合で5得点を奪う安定した戦いぶりをみせた。今年のチームは静岡県選抜にも選ばれるDF小松一誠(3年)を中心とした守備が売り。岡本淳一コーチも「気の使える選手と対人で使える選手がいるので、そこは安定感かなと思っている」と話す。

 小松も「バックラインを中心にして、全員で声を出して、守備を固めて、上手く表現できると思います」と今年のチームに手ごたえを持っている。ただし昨年夏の対戦で勝利、遠征前の練習試合でも引き分けていた青森山田にこの日は0-2で敗戦。「今日はチームとしての守備が出来ていなかった」と課題も残った。

 この経験を糧に、今大会を戦った河口湖くぬぎ平スポーツ公園人工芝運動場などで行われる全国中学校サッカー大会の日本一を目指したい。小松が「優勝しか考えていない。優勝を目指して、練習から100%以上の力でやっていきたい」と話せば、先制点を決めた橘も「どのチームもレベルアップしてくると思うけど、自分たちもレベルアップして、全国優勝できるように頑張りたい」と力を込めた。

(取材・文 児玉幸洋 取材協力 富士河口湖町)

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