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パラグアイに7-0圧勝も高倉監督「フィニッシュはずっと課題」

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日本女子代表の高倉麻子監督

[4.8 国際親善試合 日本女子 7-0 パラグアイ女子 ユアスタ]

 約1年ぶりの公式戦は7-0の圧勝に終わった。日本女子代表(なでしこジャパン)の高倉麻子監督は試合後のフラッシュインタビューで「選手たちは攻守ともに狙ったことを出そうとファイトしてくれて、やろうとしたことが表現できた」と振り返りつつも、課題を指摘した。

 なでしこジャパンにとっては2020年3月にアメリカで行われた「SheBelieves Cup」以来の実戦。新型コロナウイルスの影響はいまもなお続き、欧州王者リヨンに所属するDF熊谷紗希をクラブ事情で欠く中での再会試合となったが、約3か月後の五輪本大会に燃える選手たちが鮮烈なゴールラッシュを見せつけた。

 まずは前半6分、こぼれ球に詰めたDF南萌華の代表初ゴールで先制点を奪うと、ハーフタイムまでにFW岩渕真奈の得点と相手のオウンゴールで3点リードとした。後半もFW菅澤優衣香、岩渕が次々に加点。後半アディショナルタイムには途中出場のFW籾木結花とFW田中美南も決め、スコアを7-0とした。

 30本以上のシュートを放っての圧勝劇。それでも高倉監督は課題と向き合った。「フィニッシュで取れないところもあったので、そこは課題にしてまたトレーニングしていきたい」。この日はMF杉田妃和、田中のシュートが枠に嫌われるなど、まだまだゴールを積み重ねられそうなチャンスもあった。

 今回の活動では11日に新国立でパナマとも対戦。「今日のゲームを見てわかるように、フィニッシュのところはずっと課題。精度を上げるところ、選手の組み合わせも変わってくると細かいところも変わってくるので、詰めながらやっていきたい」とさらなる成長を誓った。

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