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新国立でハットのなでしこFW菅澤優衣香「五輪の決勝の舞台に立ちたい」

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ハットトリック達成のFW菅澤優衣香(浦和レッズレディース)

[4.11 国際親善試合 日本女子 7-0 パナマ女子 国立]

 自身にとって、代表2度目のハットトリックとなった。なでしこジャパン(日本女子代表)FW菅澤優衣香(浦和レッズレディース)は試合後、充実した表情を浮かべていた。

 8日に行われたパラグアイ戦。先発出場を果たした菅澤は後半7分にチーム4点目を記録した。そして、中2日で迎えたパナマ戦でもスターティングメンバ―に名を連ねると、結果で自身の存在価値を改めて証明してみせる。

 まずは前半8分、FW岩渕真奈(アストン・ビラ)のシュートのこぼれ球を押し込んで1点目を記録すると、同42分にはMF長谷川唯(ミラン)、岩渕とつないだボールからPA内に侵入して左足のシュートでネットを揺らし、2点目を奪取した。

 そして、後半11分、長谷川のパスから左サイドを駆け上がった岩渕のクロスをダイビングヘッドで押し込み、ハットトリックを達成。14年9月18日に行われた、アジア大会のヨルダン戦以来となるハットトリックに「すごく久々。自分自身1試合で3点取れるのはなかなかない。新国立ということでまた意味のある得点になると思う」と笑顔を見せた。

 五輪決勝が行われる新国立競技場での躍動。「五輪の決勝の舞台に立ちたいとすごく思ったし、また素晴らしいスタジアムでプレーできるようにしたい。五輪に出たことがないので、まずはメンバーに入れるようにこれからもアピールしながら、コンディションを上げていきたい」と五輪への強い思いを語った。

(取材・文 折戸岳彦)

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