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「C・ロナウドは偉大なソリスト。決してリーダーではない」ユベントスOBが見解

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 ユベントスOBでコメンテーターを務めるマッシモ・マウロ氏が、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに苦言を呈した。

 1980年代後半にユベントスで活躍したマウロ氏は、アンドレア・ピルロ率いる古巣について言及。キャリア1年目の新米指揮官に一定の評価を与えた。

「ピルロはベンチにおいても偉大なパーソナリティを示すことができた。おそらく、常に勝利が求められるチームを指揮する上で、最も重要なことと言える。選手たちに耳を傾けさせることだったり、スター選手のわがままへの対応だったりね。ディナーパーティーを開催した3人(パウロ・ディバラ、ウェストン・マッケニー、アルトゥール)に対しても、クラブを介するのではなく、自らが先頭に立って処分を決めた」

 マウロ氏は一方で、ユベントスの絶対的エースであるC・ロナウドに対し、不満の声を上げた。

「ロナウドは、これまでプレーしてきたチームの中でリーダーを務めたことは一度もない。今後も彼がリーダーになることは決してないだろう。彼自身が会社のようなものであり、チームの売上よりも、彼自身の売上の方が重要だと捉えているように見える」

「彼はそういう性格であり、(ディエゴ)マラドーナタイプのリーダーだった者が、今になって変わるというわけでもない。クリスティアーノはチームメートをけん引したりしない。クリスティアーノは、自分がゴールを挙げるために、チームメートからボールを要求する。偉大なソリストであり、チームワークの人間ではない」

■ユヴェントスとC・ロナウドは別れるべき?
 ポルトガル人スーパースターは、ユーベでの3シーズンにおいて通算97ゴールをマークするなど結果を残してきた。それでも、マウロ氏はC・ロナウドのユーベ退団を勧めている。

「常にゴールを挙げ、個人成績は良い。当然、期待外れだったなどと言えるはずもない。それにマーケティングにおいての存在感は莫大だった。しかし技術面において、彼がいるユベントスは過去の成績を上回ることができなかった。それどころかチャンピオンズリーグでは下回った。だからこそ、ユーベとロナウドは別の道を歩んだ方が良い」

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