beacon

高円宮杯日本一・鳥栖U-15の大型CB大場章太郎、U-15代表を引っ張る存在へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

高円宮杯日本一・サガン鳥栖U-15からU-15日本代表候補合宿参加中のCB大場章太郎

 昨年末の高円宮杯全日本ユース(U-15)選手権を制したサガン鳥栖U-15(佐賀)から、いずれも2年生レギュラーを務めていたCB大場章太郎とFW山崎遥稀が、U-15日本代表候補合宿(4月19日~22日)に参加している。

 その中で大場は、PAに入ってくる選手をブロックすることを強みとする186cmのストッパー。日本一を経験したDFは代表チームでも「リーダーシップを取ってみんなを引っ張っていきたい」。長身で柔軟な動きもできるCBは、周囲の高いレベルを感じながら、それに合わせてプレーし、自身のパスでチャンスを作ることなど楽しみながら取り組んでいる。

 大場は20年全日本ユース選手権で全4試合フル出場し、優勝に貢献した。その経験を今年のチームに伝えながら個人・チームでレベルアップすることを目指している。3学年上の先輩DF中野伸哉や2学年上のMF福井太智がトップチームの公式戦に出ていることも刺激に。今年は日本クラブユース選手権と全日本ユース選手権で2冠を獲得することが目標だ。

 鳥栖U-15の最終ラインでコンビを組んだDF林奏太朗(現鳥栖U-18)の後ろを追っている。「(林選手は)視野が広いですし、背後へのボールが上手いです。自分は視野の広さだったりがまだ狭い部分があるので、パスコースを増やしていきたい」誓う。現在は186cm、62kgと細身なだけに、捕食を摂る回数を増やすなど課題を持って体作りにも励んでいる。

 鳥栖U-15、また代表チームでも結果を残すか。U-15代表候補合宿は22日の最終日に紅白戦が行われる予定だ。「紅白戦でチームが勝つことが一番の目的。良いアピールができるように頑張ります」という大型DFはチームの勝利に貢献し、評価を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)

TOP