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久保建英がカンプ・ノウで“爪痕”残すも…バルセロナがヘタフェに5発快勝

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MF久保建英は先発フル出場

[4.22 ラ・リーガ第31節 バルセロナ5-2ヘタフェ]

 MF久保建英の所属するヘタフェは22日、ラ・リーガ第31節でバルセロナの本拠地カンプ・ノウに乗り込み、2-5で敗れた。久保はスタメンとして2試合ぶりの出場を果たし、90分間プレー。バルセロナは2戦ぶりの白星を挙げ、首位アトレティコ・マドリーを勝ち点5差で追走している。

 前節終了時点で15位のヘタフェと3位のバルセロナが激突した一戦。古巣対決の久保は5-4-1の左サイドハーフに入った。一方、17日にコパ・デル・レイ優勝を飾ったバルセロナは3-5-2の布陣。FWリオネル・メッシやFWアントワーヌ・グリーズマンをはじめとした主力が名を連ねた。

 久保は左サイドでハードワークしつつ、時折ドリブル突破でチャンスを作りにいくが、試合はボールを支配するバルセロナのペースで推移。前半8分、自陣のMFセルヒオ・ブスケツがヘタフェの浅いラインの背後を突くスルーパスを送ると、受けたメッシがスピードに乗ってPA内左に進入する。左足のシュートはGKダビド・ソリアに右手で触られながらもゴール右に吸い込まれ、早い時間に均衡を破った。

 先制を許したヘタフェは久保を起点とした攻撃から一時同点に追い付く。前半12分、長い距離のドリブルで左サイドの深い位置に運んだ久保がDFマルク・ククレジャにバックパス。そこから久保、MFネマニャ・マクシモビッチ、ククレジャとつながり、PA内左からククレジャが折り返すと、FWアンヘル・ロドリゲスが右足で合わせたボールがDFクレマン・ラングレに当たってネットを揺らした。

 記録はラングレのオウンゴール。アンラッキーな失点を喫したバルセロナだが、前半28分に思わぬ形で勝ち越しに成功する。ヘタフェDFソフィアン・シャクラからGKソリアへのバックパスがずれ、そのままゴールに転がり込んだ。

 前半33分には、右サイドのFKが防がれた流れからラングレが頭でつなぎ、PA内右のメッシが右足でダイレクトシュート。左ポストに当たったボールを自ら左足で押し込み、得点ランキング首位の今季25得点目で3-1とした。

 後半もバルセロナが主導権を握る中、久保が再び爪痕を残す。後半22分、左サイドの高い位置でFWフランシスコ・トリンコンとのボールの奪い合いを制し、ドリブルからグラウンダーのクロス。ニアで反応したFWエネス・ウナルがDFロナルド・アラウホに倒され、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経て同23分にPK判定となった。

 後半24分、自らPKキッカーを務めたウナルがGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの逆を取って右足でゴール左に決め、2-3と1点差に詰め寄る。だが、同42分にメッシの右CKからニアのアラウホが頭で叩き込み、バルセロナが4点目を奪取。同アディショナルタイム3分にはグリーズマンが自ら獲得したPKを沈め、とどめの5ゴール目を挙げた。

 ヘタフェは2-5でタイムアップを迎え、2戦ぶりの黒星。未勝利数は7試合(4分3敗)に伸びた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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