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「正直言って、話が通じないレベル」浅野拓磨の退団騒動で元北九州DF浦田樹が実体験語る「それが東欧」

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東欧サッカーの内情とは…

 日本代表FW浅野拓磨のセルビア1部パルチザン退団騒動について、クロアチア1部のNKヴァラジュディンに所属するDF浦田樹がツイッター(@jworld0627)を更新し、東欧サッカーの内情を明かしている。

 浅野は2日、自身のブログでパルチザンとの契約解除を電撃発表。「度重なる給与の未払い、またそれに対する不誠実な対応によりクラブからのリスペクトを感じられなくなってしまった事がこの決断の理由です」と明かしたが、クラブ側は真っ向から反論。「根拠のない理由で契約解除に至ったことに対し、あらゆる法的手段を講じ、FIFAの管轄機関に訴訟を起こします」と糾弾し、泥沼の展開に発展している。

 この報道を受け、現在クロアチアでプレーする浦田が反応。浦田は千葉のアカデミーで育ち、15年にトップチーム昇格。ブラジルのPSTC、琉球、北九州などでプレーし、2019年にウクライナのFCゾリャ・ルハーンシクに加入。昨年1月に契約を解除し、昨夏からクロアチアのNKヴァラジュディンに在籍している。

 浦田は「僕もウクライナ時代に給料未払い、不当な契約解除などがあった」と告白。

「僕以外の外国人選手4人も同じ扱いだった。正直言って、話が通じないレベル。ヨーロッパリーグに出てるクラブでもこんな感じのことが当たり前に起こるのが東ヨーロッパ。裁判で対抗するにしてもリスクや大きな労力がかかる」

「ウクライナのクラブ zorya luhanskと契約をしていた時の給料は現金手渡し。銀行口座を作らせてもらえなかった。契約解除金をもらう時も日本にいるのに直接、ウクライナに来いと。給料はドルの時もあれば、ユーロの時もある。どこからでてきているのか未知なお金。それが東欧」と、実体験を明かしている。

 浅野は2019年8月にアーセナルからセルビアの強豪・パルチザンに3年契約で完全移籍。今季はリーグ戦33試合で18ゴール8アシストと躍動し、欧州主要1部リーグの日本人シーズン最多得点記録を更新していた。

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