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仙台・手倉森監督「フロンターレが舐めてくれたのかな…」

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[5.12 J1第20節 川崎F2-2仙台 等々力]

 ベガルタ仙台が土壇場で王者から勝ち点1をもぎ取った。19位に低迷するチームは首位川崎Fに2度追い付く奮闘ぶりを見せ、価値あるドロー。手倉森誠監督は「王者川崎から奪った勝ち点1は大きな自信になる。フロンターレ戦の勝ち点1をお土産に、ユアテックスタジアムでサポーターとともに暴れる準備ができた」とホーム連戦を見据えた。

 開幕から10戦未勝利と苦しんだ仙台は、5月1日の第12節柏戦(○1-0)で待望の今季初勝利。9日の第13節浦和戦に敗れ(●0-2)8敗目を喫し、アウェー連戦で川崎F戦を迎えた。

 立ち上がりの前半3分に先制を許す苦しい展開となったが、相手のミスにも救われ、後半29分にMF中原彰吾が同点ゴール。後半39分に再び勝ち越しを許したが、終了間際の90+5分、FWマルティノスがPA左手前から左足を振り抜き、起死回生のスーパーゴール。土壇場で2-2の引き分けに持ち込んだ。

 中2日の過密日程で、浦和戦から8人を変更するターンオーバーを敢行。MFフォギーニョは加入後リーグ初スタメン、ルヴァン杯が主戦場だったDF照山颯人やMF佐々木匠、中原らは今季リーグ初先発となり、抜擢に応えた。

 選手起用について、手倉森監督は「連戦でルヴァン杯とリーグを入れ替えながら戦ってきた流れをチョイスした形」と説明。「今季初勝利を挙げた柏戦に出られなかったメンバーが、きょうフロンターレに引き分けてくれた」と称え、「今日のメンバーにして良かったと思うし、逆にフロンターレが舐めてくれたのかな」と冗談交じりに話した。

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