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6-0完勝も横内監督「いろいろ課題はあった」三笘“時間限定起用”の理由も明かす

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U-24日本代表の横内昭展監督

[6.5 国際親善試合 U-24日本 6-0 U-24ガーナ ベススタ]

 前線起用の選手が次々に結果を残し、“仮想南アフリカ”を粉砕した。U-24日本代表の横内昭展監督は試合後、「入りからみんな集中して、高い位置からもボールを奪いに行って、奪いに行っても後ろで漏れることなく守備ができた。そこからボールを奪っていい攻撃につなげることが多くてよかった」と前向きに振り返った。

 DF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航のオーバーエイジ組を先発させ、五輪仕様のチームで臨んだU-24ガーナ戦。日本は前半16分にMF堂安律、同32分にMF久保建英のゴールで先行すると、酒井のクロスから生まれたオウンゴール、吉田の縦パスを起点としたMF相馬勇紀のゴール、FW上田綺世のヘッド、MF三笘薫のカットインシュートで次々と加点し、6-0の快勝を収めた。

 守備ではオーバーエイジ組が安定感を発揮し、個人能力で攻めてくるガーナをほぼ完璧に抑え込んだ。横内監督は「ディフェンスにしても攻撃にしても、ギアを入れるタイミングでの声かけなどのコミュニケーションを彼らが取ってくれていたし、U-24の選手もそれに呼応して動き出してくれた」と述べ、世代間の融合にも手応えを語った。

 もっとも、3日にA代表とのチャリティーマッチが急遽組み込まれた上、前日4日には悪天候のため札幌に足止めされた影響もあり、ここまで十分なトレーニングを行うことはできていない。またチャリティーマッチで出場がなく、この日も後半の32分間のプレーにとどまった三笘は「合流した時に故障があった」という中での時間限定出場だった模様。すなわち、コンディションや連係の面でさらなるレベルアップが期待される。

「勝つことはできたが、その中でもいろいろ課題はあったと思う。その課題を洗い出して、どう改善するか。時間はあるようでないので、優先順位をつけながら課題をクリアしていきたいと考えている」(横内監督)。次戦のジャマイカ戦は1週間後の12日。指揮官はトレーニングでさらにチーム力を高め、五輪メンバー選考前最後のテストマッチに臨んでいくつもりだ。

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