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“73人の落選組”に言及した森保監督「選手の頑張りや夢を叶えてあげられず申し訳ない」

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 日本サッカー協会(JFA)は22日、東京五輪に臨むU-24日本代表メンバー18人を発表した。会見で18人の名前を読み上げた森保一監督は選考のポイントとして「まずは個で局面を打開できる、個の強さを持っている選手であること。プラス個の強さを持ちながら、チームのために、仲間のために走って戦える選手を選んだ」と説明。真夏に中2日の連戦となるスケジュールも踏まえ、「過密日程で酷暑の中、戦うことが予想される。複数のポジションをこなせる選手を選んだ」と述べた。

 東京五輪を目指すチームに森保監督が就任したのは17年10月。チーム発足から約3年8か月、実に88人の選手が同代表に名を連ねてきた(MF市丸瑞希は負傷、GK滝本晴彦は体調不良により活動には不参加)。しかし、東京五輪を戦えるのはわずか18人。オーバーエイジの3選手を除けば、東京五輪世代の選手は15人しか残れなかった。

「多くのメンバーが東京五輪を目指して、全力で戦ってきた。その選手たちの頑張りや夢を叶えてあげられなかったのは、一人の指導者として申し訳ない思いでいる」。落選者への思いを口にした森保監督は「東京五輪は人生を懸けられる大きな大会だとは思っているが、ここがゴールではないと思う」とも指摘する。

 A代表の監督を兼任していることもあり、「その先のA代表、所属チームでもっともっと存在感、輝きを増して突き抜けていってほしい。選ばれなかった選手も含めて、また力を示してくれた選手にはA代表の道が開けるように、しっかり選手の情報を見ていきたい」と力説。22年カタールW杯も見据え、今回の落選の悔しさをバネに這い上がってくることに期待した。

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