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内田篤人、DAZNで大型新企画スタート! 岩政大樹&影山優佳との初回収録に密着取材

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 元日本代表DFの内田篤人氏が、DAZNで放送中の冠番組『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』内で、待望の大型プロジェクトをスタートさせる。その名も「PLAYERS LAB(プレーヤーズ・ラボ)」。スタジオを飛び出してフィールドに立ち、内田氏自ら選手目線でプレー解説を行うという新たな試みだ。

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 サッカー専門メディア『ゲキサカ』ではDAZN協力のもと、初回の収録を現地で取材した。


 梅雨の晴れ間に恵まれた6月下旬のある日、内田氏はかねてより熱望していたフィールドロケ企画を実現すべく、群馬県伊勢崎市内にある上武大伊勢崎キャンパスのグラウンドに姿を現した。

「自分の身体が動くうちに部活をやっている生徒たちとボールを蹴りたいというのがありましたし、スタジオでただ言ってるだけだと、俺がやっている意味がない。動けなくなってから言うのは誰でもできるけど、いくら言っても見せたほうが早いし、(ロールモデルコーチとして指導している)U-18とかU-20の代表選手もパッと見せたらすぐに真似をする。そのほうがいいなと思います」。


 初回ロケの舞台となった上武大は、鹿島アントラーズで内田氏と共にプレーしていた岩政大樹氏が今季から監督を務めている。内田氏は番組内でグラウンド使用のラブコールを送っていたが、岩政監督も「彼がここに来てボールを蹴ってくれるというだけで刺激になるし、プラスしかない」と快く受け入れ、夢のコラボに至った。

 初回収録は全4部構成。「視聴者からの質問が多かった」(内田氏)ポイントについて、内田氏自ら現役時代に取り組んでいたというトレーニングメニューを組んだ。

①“止めて蹴る”と“ポジショニング”
②クロスの極意
③シチュエーションごとの守備
④1対1の守備


 それぞれのトレーニングには内田・岩政両氏に加え、北関東から関東大学リーグ昇格を目指す上武大のトップチーム選手30人が参加。さらに異色のゲストも登場した。

 芸能界きってのサッカー通として知られ、「看板娘」(内田氏)として番組に欠かせない存在となっている日向坂46の影山優佳さん。これまで番組内でも内田氏の薫陶を間近で受けてきた新進気鋭のアイドルが、大学生に混じってボールを蹴るという貴重な機会となった。(※収録を終えた影山さんのインタビューはこちら)

 練習の詳しい模様はDAZN『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』で、7月1日から4週間にわたって放送予定。強い日差しが照りつける中、約3時間半にわたって行われた内田氏の熱血指導を見ることができる。


 収録終了後、内田氏は「大学生が楽しそうにやってくれていたし、自分も楽しくやれたのでうれしかった」と充実感を口にしつつ、新企画について「普段Jリーガーがやっているような練習の裏側を見てもらえると面白いんじゃないかと思います」とアピールポイントを語った。

 内田氏が4つの練習テーマに込めたのは、基礎技術の上達法だけでなく、すべての選手が成長していくために必要な「意識」の部分だという。

 たとえば内田氏は、“止める蹴る”を意識した対面パスのメニューでも「なあなあでやると楽しくないけど、5分集中するだけで違うよ!」としきりに声をかけつつ、相手が止めやすいバックスピンのキックや、次の動作に移りやすいアウトサイドのトラップを実演し、シンプルな練習の中でも選手たちにこだわりを求めていた。

「止めて蹴るというのはフロンターレがよく言われますけど、正直どこのチームもやってるんですよ。でも、それを突き詰めた結果、あのような結果が出ている。そうした突き詰める意識一つでだいぶ変わってきますし、そのためにはとにかく反復練習と個人の努力が大事。この番組を見るだけで終わった後に上手くなっているというものではないので、意識がついてくるようになれればいいなと思います」。


 練習中には選手たちに「楽しくやるのが大事!遊びながらでもいいよ」と語りかけながら、ここで学んだことを自主練習で実践していくよう求めていた。そうした「意識」への働きかけは、練習を終えた上武大の選手たちの振る舞いを見ると、効果が一目瞭然だった。

 収録を終えて約1時間後、すでに日が暮れかけていたピッチの上にも、パスアンドコントロールや1対1に取り組んでいる選手たちの姿が見られた。


 その一人は全国高校総体で得点を決めた経験も持つMF三島旭陽(1年=北越高)。高校時代もパスサッカーを志向するチームの中で鍛錬を続けてきたが、内田氏の教えを受けてさらに意識が高まったという。

「パスのスピードはもともとこだわっていたけど、内田さんから『地を這うような』とイメージを伝えてもらったり、実際にバックスピンのキックをやってもらって勉強になった」。そう刺激を語った三島は「パスの質はずっとやっていかないと習慣にならないと思うので、意識をずっと持って練習しないといけない」と決意を口にしていた。

 また三島とともにパス練習に取り組んでいたのは岩政氏の監督就任をきっかけに上武大に来たというDF杉浦慶太(1年=駿台学園高)。自身も岩政監督と同じセンターバックを本職とするが、この日の1対1メニューで自身のプレーを見つめる機会になったようだ。

「真ん中の局面での1対1で、重心が後ろにのけぞってしまうことがあったことに気づいた。もう少し前傾しないと相手のドリブルに対抗できないし、GKと自分を含めた2対1で対応するということも聞いてすごく参考になった」。練習をそう振り返った杉浦は「内田さんのプレーを見ていて、細かいところまで上のレベルで戦っているんだと理解した。自分たちは基準のレベルがまだまだ足りないので、これからの練習で突き詰めてやっていきたい」とさらに先を見据えていた。


 さらには岩政監督も、後輩である内田氏の実技指導に感銘を受けた様子だった。

「本物の選手のプレーを生で見ることで受ける刺激は違うし、選手には見ることでしか掴めないものがある。それはクロスの質、蹴り方といった技術もそうですし、サッカーの姿勢においても感じ取れるものがある。彼がそれを実演しながらやってくれたので、選手たちが受けたものは大きかったんじゃないでしょうか」。

 そう目を細めた岩政監督は「Youtubeでいろんなものが出回っていて、情報はいくらでもあるけど、彼は視線の配り方、ボールの置き方などをピッチレベルの目線で意識的に伝えようとしている。プロのピッチレベルにはプロになれた選手じゃないと入れないが、彼がそれをできるだけ伝えてくれている。彼が見てきた景色、彼が掴んできたコツをできるだけ広く、たくさんの人に届けられるような言葉に置き換えて表現しているので、実際にはピッチに立たないと得られないものを多く得られると思う」とこの企画に太鼓判を押した。


「PLAYERS LAB(プレーヤーズ・ラボ)」は日本全国でサッカーをプレーするすべての人々に届ける大型プロジェクト。内田氏は「サッカーしている小学生、中学生、高校生もそうですし、彼らを日々教えている指導者が見ても面白いと思います。基本技術は反復練習でしか上手くならないので、番組を見て楽しくやってみてください」とメッセージを送っている。


■「PLAYERS LAB(プレーヤーズ・ラボ)」配信スケジュール(予定)
7/1 ①“止めて蹴る”と“ポジショニング”
7/8 ②クロスの極意
7/15 ③シチュエーションごとの守備
7/22 ④1対1の守備

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(取材・文 竹内達也)

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