[2.17 08年東アジア選手権 日本1-1北朝鮮 中国・重慶]

　GK川島永嗣(24=川崎F)とFW田代有三(25=鹿島)が先発で日本代表デビューを飾った。
　昨年から継続的に代表へ招集されてきた川島は、待ちに待った初出場。試合開始早々に川崎Fの同僚FW鄭大世(23)にゴールを奪われたが、その後は的確な守りでゴールを許さなかった。川島は「勝ちたかったという気持ちはある。でも1試合出たことでもっとチームにプラスになる存在になれると思う。これからもっと貢献したい」と代表戦を初経験し、さらに意識を高めた様子だった。
　一方の田代は、今大会追加招集ながら緒戦の先発に抜擢された。相手の厳しい守備に苦しんだが、後半35分に右クロスを頭であわせ、36分には左足でゴールを襲った。それでも「シュートまでいけるいい場面は他にもあった。課題だらけ」と終始厳しい表情。反省点の多いデビュー戦を悔しがっていた。

(取材・文　吉田太郎)