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大分移籍の湘南MF梅崎司が激白「正直モチベーションが上がらない日々も続き、現役引退もチラついた」

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大分への完全移籍が決まった湘南MF梅崎司

 湘南ベルマーレから大分トリニータへの完全移籍が決まったMF梅崎司が17日、自身のオフィシャル後援会『TSUKASA UMESAKI Support Association』でブログを更新し、古巣復帰についての心境などを語った。

 同日に両クラブから完全移籍が発表された梅崎。大分はプロ生活をスタートさせたクラブで、約14年ぶりの帰還となる。

「ベルマーレに残るのか、J2に出場機会を求めるのか、プロサッカー選手にしてもらったトリニータへ行くのか。今は僕だけの問題ではなく家族がいて、家があって、将来の事やお金のこと契約年数のことなど、決断するまでの過程の中で数えればキリがないほどの要因を探り、考え、悩みました」

 移籍を決めるまでに多くの葛藤があったという梅崎は「やっぱり最終的に一番大事にしたのは自分にとって何が一番“チャレンジ”なのか。僕にとって一番困難でワクワクするチャレンジなのがトリニータへの移籍でした」と決め手を明かしている。

 湘南では約3年半プレー。J1残留だけでなく、加入初年度の2018年にはクラブ史上初のルヴァン杯優勝に貢献した。

 その一方で、昨年6月には左膝の大怪我も経験。「昨年からの一年半は膝の手術もあり、なかなかうまくいかない苦しい日々もありました」。難しい時期を過ごし、「昨年は正直モチベーションが上がらない日々も続きましたし、現役引退もチラついたこともありました」というが、「だけど、もう一度火をつけてくれたのはこのクラブであるし、サポーターと共に叫んだ日々を思い出しもう一度味わいたい、その為には全てを投げ打ってでもチャレンジしたいとさせられました」と湘南のために再び立ち上がった。

 今季はリーグ戦の出場機会が限られた中でも、湘南でのトレーニングやルヴァン杯、天皇杯を通じて「どんどん自分自身のコンディションが高まり、気持ちが高まってくるのを感じました」という梅崎。「もっともっと試合に出て、活躍したい。自分を見せたい、チームの勝利に貢献したい」。この思いがあふれている今だからこその決断だったと語っている。

「求められる場所で、それが自分の想いがあるクラブなら尚更。湘南の男で終わるのも考えました。ベルマーレはそうなれる素晴らしいオファーも提示してくださいました。だけど、僕はチャレンジしたい」

 梅崎は「ベルマーレで沢山感じたことを胸に大分で挑んできます。必ず残留させる。その力になる。自分をもう一度証明する。梅崎司のチャレンジを見ていて下さい」と強い決意を表し、「最後にトリニータ、ベルマーレ、レッズ、今回オファーをくれたJ2クラブに本当に感謝しています。全ての経験があっての今の自分です。もちろんうまくいくかは分かりませんが、後悔しない、自分らしい選択になったと思っています。ベルマーレを愛する皆さま、3年半本当にありがとう」と惜別の言葉を送った。

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