beacon

[MOM3531]大津FW川口敦史(3年)_状態上げてきたFWが鮮烈先制弾!

このエントリーをはてなブックマークに追加

前半13分、大津高FW川口敦史が右サイドを抜け出して先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.29 和倉ユース大会決勝T1回戦 大津高 3-0 市立船橋高 和倉多目的G(Aコート)]

 インターハイ前に状態が上がってきている。大津高(熊本)は前半13分、右中間を抜け出したFW川口敦史(3年=サガン鳥栖U-15唐津)がさらに縦へ持ち出してから、右足を振り抜く。

「良いパスもらって、最初受ける時にファーストタッチで上手く剥がせたので、カバーも遅かったので、クロスかシュートか迷ったんですけれども、行けるなと思って振り抜きました」。ボールはニアのポストをかすめてゴールに突き刺さった。

 山城朋大監督は川口について、「良くなってきている。大分安定して良いプレーを続けられるようになってきました」と頷く。以前は前線でボールを収めても周りを見れずにボールロスト。だが、「まず足元に置いて、味方も、相手も、全部見れるところにおけるように意識しています」という現在は、ボールロストも減り、安定感の高いプレーを続けることができているという。

 責任感の向上が、プレーにも結びついている。「10番の森田(大智)に頼りすぎている部分があると思う。攻撃の3枚の中で自分が中心となってやっていかないといけない。攻撃の部分で他の選手と違いを作れるような、大津の攻撃は自分から始められるようにしたい」。後輩のU-17日本代表候補FW小林俊瑛(2年)の存在も刺激にしながら、変化している。

「味方が良い形で受けられるように、難しいボールでも上手くさばいて。一個下で日本代表という凄い選手がいるので。凄い選手でも、それ以上の活躍ができるように。インターハイで活躍するためには、ここからどんどん上げていかないといけないと思う」。本番は公式戦。そこで活躍できるように、さらに状態を高めて、インターハイに臨む。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
●【特設】高校総体2021

TOP