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仏五輪代表MFが完敗を認める「日本は細部までしっかりしていた…それがフランスにはなかった」

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U-24フランス代表MFアレクシス・ベカ・ベカ

 U-24フランス代表MFアレクシス・ベカ・ベカが、東京オリンピックのグループリーグ敗退を受けて失意のコメントを発している。

 フランスは1勝1敗で勝ち上がりを懸けた第3戦、日本戦へと挑んだ。だが日本に前半2点、後半2点と4ゴールを奪われ、フランスは0-4で完敗。結果としてグループ3位に終わり、8強勝ち上がりとはならなかった

 この試合では中盤セントラルとしてフル出場したベカ・ベカ。試合後に「フランスは未熟なチームだった」と述べ、完敗を認めた。『Le Parisien』、『beiINSPORTS』などがその言葉を伝えている。

「フランスは明確に若いチームであり、多くの面で未熟だった。このチームで戦術面での熟成を図ることもせず、いきなり本番へ挑む形になったのが本当に残念だ。実際、このコンペティションでノックアウトラウンドまで進むのは不可能だったね」

「やはり勝ち上がったチームと我々の大きな違いは、チームメートのことをよく知っているという点だ。その意味では、日本は選手間の連係もしっかりしていたし、細部まで約束事が徹底されていた。それがフランスにはなかった」

 なお、U-24フランス代表がグループリーグ3試合で喫した失点は11。21世紀の五輪において、2016年大会のフィジー(23失点)、2004年大会のセルビア・モンテネグロ(14失点)に次ぐ、3番目の失点数となる。

 カーンMFのベカ・ベカにとっても、リーグ・アンの各チームがフランス五輪代表への選手派遣に難色を示し、事実上の急造チームで本番へと挑んだことが痛手だったと見ているようだ。

 ベカ・ベカは試合後、自身のSNSを通じて早期敗退を悔やみつつ、フランス代表として五輪に挑む他競技のオリンピアンに向けてエールを贈っている。

「とても素晴らしい挑戦でしたが、僕らの冒険は終わりです。フットボールチームは帰国することになりましたが、オリンピックに出場するフランスのアスリートにパワーと勇気のあらんことを。アレ、ブルー!」

●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ
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