beacon

優勝候補が見事栄冠を手に! 全国高校eサッカー選手権の初代王者は泉松陵高3年murasaki!

このエントリーをはてなブックマークに追加

第1回全国高校eサッカー選手権が開催された

 PlayStation®4用ソフト『eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE』(ウイイレ)の高校No.1プレイヤーを決定するeスポーツ大会「第1回全国高校eサッカー選手権大会 supported by PUMA」の決勝大会が24日に開催。murasaki(泉松陵高3年)が栄えある初代チャンピオンとなった。

オフラインでの戦いへ

 オンライン予選を勝ち抜いた8名が、高校生年代最高峰の戦いに挑んだ。6月から7月までの予選を突破したのはmurasaki、PANくん(清明学院高2年)、あすりん(第一学院高1年)、脇役ヒーロー(松が谷高2年)、134(国府高3年)、kise(ルネサンス高2年)、なかそう(ルネサンス大阪高3年)、haruka(大東学園高1年)。舞台はオンライン上からオフラインに変わり、顔を合わせながらの緊張感あふれるバトルが始まった。

 準々決勝の第1試合は、murasaki対PANくん。年齢制限がない大会での優勝経験もある優勝候補・murasakiだが、初戦は緊張からか大苦戦。前半をスコアレスで折り返すと、後半8分にようやく先制点を挙げる。その後もスコアは動くことなく、1-0で試合終了。murasakiは「自分が思っている以上に緊張していた」と振り返るほどに、意外な展開で決勝大会は幕を上げた。

 第2試合はあすりん対脇役ヒーロー。辞退者が出たために繰り上がりで本大会出場となったあすりんと、大会経験のない脇役ヒーローの対戦は、拮抗した試合展開となる。後半3分に脇役ヒーローが先制すると、その3分後にはあすりんも同点ゴールを挙げる。しかし、同28分にはあすりんが相手のミスを突いて逆転に成功。数少ない1年生プレーヤーが2-1で4強入りを果たした。

 第3試合は、ともに実績も豊富で、三重国体の都道府県別代表に選ばれている134とkiseが対戦。kiseは終盤に1得点を記録したが、3得点を奪った134がベスト4に進んだ。第4試合のなかそうとharukaの対戦は、3-3でPK戦へ。なかそうが3-2で勝利を収めた。

 準決勝は、緊張が解けた2選手が躍動。murasakiはあすりんを5-1で撃破し、134はなかそうを4-1で下す。初代チャンピオンの座を懸け、murasakiと134が決勝で相まみえることになった。

 中学3年時からの知り合いという2選手は、オンライン予選でも対戦済み。そこではmurasakiが4-3で勝利していた。

 決勝では、134が前半17分に先制に成功。しかし、すかさずmurasakiも点を取り返す。後半9分までで2-2と接戦を演じたが、murasakiがさらに2点を追加し、4-2と点差を広げる。終了間際には134が1点差まで迫るが、そのまま試合終了。murasakiが4-3で勝利し、第1回大会の覇者となった。

murasakiがガッツポーズ

猛攻を仕掛ける134

 歓喜を爆発させたmurasakiと、肩を落とした134。試合後のインタビューで、murasakiは「ウイイレ人生の中でベストゲームはこれだ、っていうくらい本当にいい試合でした」と語る。一方、134は「いまは悔しいの言葉しか出てこないですね」と落胆。「murasakiが本当に強かったのでおめでとうという一言に尽きます」と勝者を称えた。

応援マネージャー・沢口愛華さんから表彰

murasakiが頂点に

・試合結果
【準々決勝】
murasaki 1-0 PANくん
あすりん 2-1 脇役ヒーロー
134 3-1 kise
なかそう 3-3(PK3-2)haruka

【準決勝】
murasaki 5-1 あすりん
134 4-1 なかそう

【決勝】
murasaki 4-3 134

(取材・文 石川祐介)
●第1回全国高校eサッカー選手権大会

TOP